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商用利用ができる高解像度AIアート用画像生成AI、Emi 2.5を無償公開
はじめに
こんにちは、AI Picasso社の開発チームです。みたび、皆様に重要なお知らせがあります。高解像度AIアート用画像生成AI、Emi 2.5 を商用利用可能で無償公開します。この画像生成AIは商用利用が可能であり、追加学習において無断転載画像を学習していません。
Emi 2.5 は以下のURLにて無料で利用することができます。
Emi 2.5は以下のURLから無料でダウンロードできます。
Emi 2.5の特徴
1.高解像度化した画像生成
このモデルは、イラストやアニメ、マンガのようなAIアート生成に特化するために、高解像度化できるように工夫しました。GMOインターネットグループが提供する「ConoHa byGMO」のトライアル版の採用により最先端の開発機材NVIDIA H100によって作られた画像生成Emi 2に、画像生成の国際会議CVPR 2024に採択された画像生成モデル[1]をモデルマージしました。この結果、キャラクターの全身が安定して生成できるようになり、フルHDを超える高解像度化にも耐えるようになりました。最終的に調整した結果である、Emi 2.5の簡単な生成例を以下に紹介します。
![](https://assets.st-note.com/img/1719394186381-7L6PB3l2rc.jpg?width=1200)
実際にEmi 2と高解像度化したEmi 2.5の出力を見比べると、差がよく分かると思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1719390976062-JfaVM4LABs.jpg?width=1200)
2.追加学習における無断転載画像不使用
Emi 2.5の元のモデルとなるEmi 2は、Danbooruなどの無断転載サイトにある無断転載画像を追加学習しておりません。また、Emi 2.5にも、そのような無断転載画像を追加学習しておりません。
3.商用利用可能
ライセンスについては、Emiと同様に、商用利用可能です。 これは利用者の皆さまにとって安心して使っていただけるように作ったためです。また、本モデルを安心して使いやすくするためにも、Stable Diffusion XL 1.0と同じ一般的なライセンスにしました。
クリエイターとの協力
AI Picasso社では、クリエイターの皆様との積極的な対話を通じて、相互理解と協力のもとにAI技術を開発しています。私たちはクリエイターの皆様が直面する課題を解決し、共に成長することを目指しています。その課題の中で、画像生成を使ってみたいが使えないクリエイターやファンの方がいる課題があると考えています。これは画像に対する学習許可を得ていないためでしょう。
そこで、我々は画像に対する学習許可をあらかじめ提示しているCreative Commonsの画像を利用した日英画像生成モデルCommonArtを開発しております。参考として、現在の生成状況をお伝えします。
![](https://assets.st-note.com/img/1719402705897-lSEGGXxHue.png)
CommonArtはクリエイターとAIが共存できるように考えた汎用的な画像生成モデルです。完成を目指して日々努力しております。
まとめ
Emi 2.5 は、AIアートの将来を考えた商用利用可能な画像生成AIです。今後も皆様からのフィードバックを活かしながら、より良いサービス提供を目指します。質問や懸念があれば、どうぞ以下連絡先にお知らせください。
AI Picasso株式会社では、画像生成AIをはじめとするAI開発に関するご相談を承っております。どうぞお気軽にお問い合わせください。
参考文献
[1] Li et. al., "CosmicMan: A Text-to-Image Foundation Model for Humans," CVPR 2024