満開
桜の季節が八ヶ岳南麓でももう終わろうとしています。日本人は桜が大好きですから、少し寂しい気もしますよね。
しかし「桜の花」は終わりでも花の季節はこれからです。一斉に芽吹いた植物が花を咲かせる姿が見られます。
そんな中でこれ!
はい。
この赤い花がなんの花かわかりますでしょうか。日本人なら誰でも知ってる、子供でも知ってる凄くポピュラーな樹木の花です。
(写真がヘタクソで申し訳ないですが)
葉っぱを見てピンとくる方は多いのでは?
...そう!これはもみじ(カエデ)の花なんです。
桜と同様、この時期が満開の季節なのですが、そもそも、もみじに花が咲くってご存知でしたか?
秋の紅葉シーズンにならないと脚光を浴びることのない樹木でも、慎ましくもしっかりと花を咲かせて生を営んでいます。
植物は良い時ばかり注目されがちですが、見られていない時でもずっと生きているわけで。
桜やもみじは、いっとき脚光を浴びることができるから、まだましな方かもしれません。
他の植物は見向きもされない。無くなっても惜しまれない。そんな状況が、平成の世の中に出来上がってしまったのは残念ですが。
だからこそ、みんなが知らない植物の事情に目を向けるのは、ちょっと楽しい気がしてくるのです。