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子どもに伝えたい「循環する経済」
我が家の子育て「その後」ということで クーヨンに久しぶりに掲載されました。今月発売中の2022年1月号です。
お題は、8年前、1年生の桃に作った「3S貯金箱:Spend/使う、Save/ためる、Share/わかち合う」を取り上げていただき、その後どうなったかという話。
(そういえば… 1年生になった末っ子の玄にはこれをやろうと思わなくなっていた。大人が大事だと感じて「教えよう」って思うことなんて、刻々と変化しているといういい例だな😂)
今回、クーヨン編集部から「3S貯金箱を経て、今伝えたいことがあるとすれば?」と聞かれて浮かんできたのは、「循環」という言葉でした。
自然界には廃棄するものがなくすべてが循環しているのに、人間の経済活動は一方通行。一度使った後に廃棄されたり、自然に還らないものも多いのが普通になってしまっている。
買って使って捨てるだけの「消費」じゃなくて、循環作りの「参加」に使うお金の大切さをどう共有していくか。
そして「稼ぎ」だけじゃない、みんなで集まって手を動かす「務め」にこそ豊かさがあり、心も地域も育つ...ってことも、言葉で「教える」のではなくて、普段の暮らしのなかで伝わったらいいなーと思っています。
そんなわけで、今回のクーヨンは「子どもに “お金” どうおしえる?」特集。
エコノミストの浜矩子さんの言葉にシビれましたので、冒頭だけ引用。
「昨今のお金の教育は、お金の本質を伝えるというより政府の政策である “貯蓄から投資へ”、株を買って資産を増やし、老後のために二千万円貯めようという方針に沿ったものなのでしょう。それは子どもに、自己責任論と自助努力を求めるものになっているのではないかと感じています。子どもにお金を増やす方法や “お金は増えた方がいい” という価値観を植えつけることも感心しません。
そもそも、お金は世の中で役立てるためにあります。その根底には “人が人を信用しあう” というところがあります。この本質を欠いたまま、投資や資産形成教育を子どもが受けると、非常に視野の狭い大人に育つのではと懸念しています」
ほんとそう!!
それは子どもだけじゃなくて、大人もそう!!
彼女が語る「お金に支配されないために子どもに伝えたいこと」、必読でした。クーヨン世代ではない人も、みんなに読んでほしいなー。
クーヨンはいつも素晴らしい感じに取り上げてくださるけれど、うちの三姉弟はごくフツーに育っています。けど、「普通」である以上の幸せってないなとも思います。
思い出させてくれた #クーヨン 編集部に感謝です!