SSA: 学校支援型農業の話(アリス・ウォータースの提案)
先月のアースデイで、アリス・ウォータースが School Supported Agriculture / SSA(学校支援型農業)について話していました。
Earth Gratitudeというプロジェクトに掲載された動画ですが、アリスの他にも、ダライ・ラマ、ウェールズ皇太子、ジェーン・グドールなどが話をしていますので、是非観てみてください。
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以下、アリスのスピーチの意訳です。
⇩動画はこちらから⇩
以下、訳文:
今日、このアースデイという特別な日に話をする機会を与えてくださって、ありがとうございます。声をかけてくださった EarthGratitudeに心から感謝します。
私は、アリス・ウォータースです。
米国カリフォルニア、バークレーにあるレストラン「シェ・パニーズ」と「エディブルスクールヤード・プロジェクト」の創設者です。
今日は、食と教育についてお話しします。
なぜなら、食と教育は誰もに関係する普遍的なことだから。
私たちは皆が毎日食べるし、学校に行きます。
または、そうあればいいなと思います。
子どもたち、私たちの次世代に
大切な価値観を伝えたいと思うのです。
この地球で共に生きていくために必要な知恵を。
それを伝えていくのに、
学校の食堂(給食)以上にピッタリな場所はあるでしょうか。
想像してみてください。
すべての子どもたちが、地元で、
オーガニックに、また再生型農業で育った食材の給食を
毎日、無料で食べられる世界を。
想像してみてください。
農家も酪農家も、中間業者を介すことなく、正当な価格で
学校から直接食材を購入してもらえる世界を。
学校で出る生ごみはすべて農場に戻り、
空気中の二酸化炭素はすべて、
本来あるべき土の中に戻される世界を。
これが、
School Supported Agriculture / SSA
つまり「学校支援型農業」というアイディアです。
私自身は、
Restaurant Supported Agriculture / RSA
「レストラン支援型農業」を50年間、続けてきました。
まずはあなたが
自分の食べ物を育ててくれる人たちと繋がりましょう。
繋がった人たちが農場の働き手のことも、
地球のことも大切に世話してくれていたら、
あなたはきっと、自然との恋に落ちるでしょう。
それが、私の願いです。
どうか、皆が本当の意味で自然を大好きになり、
地球のために正しい判断をできるようになりますように。
どうもありがとう。
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