プロジェクトKV中止・・・なんで!?の感想
※この記事は私が個人的にプロジェクトKV関連の話が色んな意味で面白いと思ってなんとなく書いてみただけです。批判的な意図は一切ありません。ただの感想です!
友人から「プロジェクトKVっていう謎のゲームが出るらしいよ。ブルアカスタッフが作るんだって」と聞いたのが一週間前。
私は普段twitterとかも見ないので「ふーん」って感じで、特に調べもせず名前だけは覚えていました。
そしたらなんとプロジェクトKVの中止が発表されたらしいです。いや早い!なんで!?
ということで、気になったので調べた結果、色々思うところがあったので記事を書いてみたという経緯です。
この記事はこのような構成になっています。
①プロジェクトKVは失敗しても仕方なかったと思う
まずはプロジェクトKVの説明から。
簡単にまとめるとこんな感じです。
なぜプロジェクトKVのスタートダッシュは失敗したのでしょうか?
要因はいくつかありますが、主な要因はオタクたちの好評を得られなかったことが原因だと思います。
韓国内のスレではDynamis oneの社内がバラバラだったという内部告発もありましたが、推測の域を出ません。
というか、仮に内輪揉めがなかったとしてもプロジェクトKVは失敗していたと思います。
だって、ゲーム開発には時間がかかりますからね。バグまみれでスタートダッシュに失敗したブルーアーカイブでさえ、構想から4年かけて開発されたわけですから。
Dynamis oneの規模ではブルーアーカイブと同レベルのゲームを作ろうとしても無理です。仮に出来たとしても完成した頃には皆忘れてるでしょう。
ではDynamis oneが成功するにはどうすればよかったのでしょうか?
・プロジェクトKVの発表をもっと遅くする。
→ゲームの公開日がはっきりと名言できるまで待っておくべきでしたね。ブルアカスタッフが抜けてすぐに発表は反感も買うでしょうに。
・正しい日本語でロードマップを示す。
→日本向けに作るのに、宣伝の日本語が怪しいのは印象悪いです。それに、プロジェクトKVがゲームなのか何なのか分からず、公開予定日もないのは怪しさ満点。
・ノベルゲームにする。
→社員が少ないのにブルアカと同等のスマホゲームを作るのは無理。ならノベルゲームにすればいいじゃないという発想。これならブルアカとも棲み分けできる。
・パクリ設定をやめる。
→結局プロジェクトKVがブルアカのパクリなのがダメ。少なくとも頭の輪っかは消そうw
色々考えてみると、プロジェクトKVは失敗しても仕方ないよなあと思いました。
②社員が独立して会社を立ち上げるのは悪いことなのか?
NEXON Gamesにいたブルアカスタッフの一部が退社してDynamis oneを立ち上げました。
今回の件で批判している人たちの中には、Dynamis oneの社員のことを「裏切り者」と呼ぶ人もいます。
私も分からなくはないです。感情的になればそう思うのも無理はない。
ただ、現代社会では社員たちが独立して新しい会社を立ち上げるのはよくあることなので、ここは非難されるところではないですよね。
まあ、プロジェクトKVの宣伝時期や方法がまずかったのは擁護できませんが・・・
では、なぜオタクたちは「コミュニティからの離反」を「裏切り行為」と捉えてしまうのか。
それは、オタクたちは自分のコミュニティを大事にしているからだと思います。
オタクたちは社会にうまく馴染めない人が多いです。だからこそ、一人で見るアニメやゲームが楽しいと感じるのです。
そこで得たアニメやゲームの知識を共有できるのがインターネットや同人イベントです。
オタクたちは初めて得た「アニメやゲームの知識を共有できるコミュニティ」がとても大事であり、それを馬鹿にする奴は許しません。
まあそのコミュニティ内でも派閥があるわけなんですが・・・人間の性だから仕方ない。
オタクたちはコミュニティを大事にしているからこそ「ブルアカ」というコミュニティから離反したスタッフを「裏切り者」と捉えてしまうのです。
他にも理由はあります。日本人や韓国人はもともと帰属意識が高く、コミュニティを大事にする傾向にあるからです。
どちらの国もサラリーマンとして会社を支えることが美徳とされていて、離職した者は裏切り者扱いされがちです。
上司からのパワハラに耐えられず、離職ではなく自殺を選んでしまう人が後を絶たないのも帰属意識の表れです。
アメリカでは「You are fired.(おまえクビ)」が横行しているので、結構違いますよね(それはそれでどうなんだ・・・)。
他にも日本の野球だとFA制度がありますが、昔は批判の的でした。元広島カープ背番号25番のA選手とか。
同じ野球というコミュニティでも、別のチームに移籍するとファンが怒るのはやはり帰属意識が関係しているのでしょう。
まとめると、ブルアカスタッフが離反してDynamis oneを立ち上げるという行為そのものに、日本人及び韓国人のオタクたちは過剰に反応してしまうことは悲しいけど仕方ないことでした。
Dynamis oneはオタクたちを味方につける必要があったわけですが、今回は失敗してしまったようです。やはりこのハードルが高かった。
③ブルーアーカイブは今後大丈夫?
さて、NEXON Gamesからブルアカスタッフの主要メンバーが退社したことで、ブルアカは今後どうなってしまうのでしょうか。
あくまで私の想像ですが、あと1年は問題なく進行すると思います。ただ、1年後からクオリティが怪しくなってくると思います。
Dynamis oneに行ったメンバーの中で、最も影響力があったのはシナリオライターのisakusan(通称ピカおじ)でしょう。
isakusanはブルアカにおけるメインシナリオライターであり、ブルアカが有名になったきっかけでもあるエデン条約編を手がけた人物です。
とはいえ、個人的にはブルアカのストーリーが面白いとは思っていないので、そこまで痛くないと思います(えっ)。
私はブルアカを1年間プレイしてきてストーリーを全て読みましたが、正直面白かったのはエデン条約編だけで、他のストーリーは取るに足らないものだと思いました。
個人的に評価するならこんな感じです。
・対策委員会編:1点
→グダグダすぎる。アニメだったら1話で切るレベル(実際アニメは話題ににならなかった)。まあ最初のストーリーだしこんなもんということで。
・パヴァーヌ編:2点
→「アバンギャルドくん」のインパクトだけは面白かった。設定が破綻していてツッコミが追いつかなかった。
リオがミレニアムの金を横領して巨大都市を作るところとか、無理がありすぎる。仮に作れたとして誰が住むねん。
トキ戦でなぜ先生はビルの屋上から落ちて無事なのかも意味分からん。雰囲気が似てる「とあるシリーズ」の破綻(粉塵爆発、熱膨張、地球の自転を止める)は笑えるけど、パヴァーヌ編の破綻は「それはひょっとしてギャグで言ってるのか・・・?」と言いたくなるような寒さ。シナリオライターのガバなのかふざけてるのか見分けがつかなかった。
・エデン条約編:10点
→面白かった。瞬間最大風速は序盤にミカが犯人を暴露するところで、それ以降はいつものグダグダ展開。でも面白かった。
・最終編:5点
→「なんでもありのストーリー」とゴルゴンダが最初に言った通り、ストーリーが意図的に滅茶苦茶になっている。勢いだけは好き。
・カルバノグの兎編:1点
→ひどい。FOX小隊が弱すぎる。そこはRABBIT小隊が説得して一緒に戦いに行くべきだろう。
・百花繚乱編:(今のところ)1点
→いつものグダグダ展開。ここから面白くなるためには、ナグサが覚醒してクズノハと一緒に色彩とバトルするしかない。絶対ないけど。
批判的な意図はないと最初に言っておきながらボロクソレビューしてますが、思ったことは正直に言わないと気が済まないです。
isakusan・・・君のストーリーはゆずソフト(ストーリーがおもんないと言われる代表的エロゲ会社)以下だよ。あ、でもエデン条約編は面白かったよ!
話を戻しますが、ソシャゲは1年先のスケジュールまで見通して制作されているのが基本なので、ブルアカも今後1年はちゃんとイベントが開催されると思います。
ただ、今社内で作っているのは1年後のイベントやストーリー。そのクオリティは保証されないでしょう。
まあ先述の通りストーリーには期待していないので、あまり変わらないと思いますけどね。むしろ良くなる可能性があるかも?
ブルアカに期待しているのは可愛いキャラクターを供給してくれることです。セイアとキサキを早く実装しろ!以上!
あ、そうだ。isakusanたちのサークルが次のコミケに出店するらしいですよ。何作るんだろう?
「プロジェクトKV!?生きていたのか!」という展開を期待してます。
どうせ参加しないだろうけど。私もコミケ行くので、余裕があったら見に行きます。
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