フィリピンふらふら一人旅(3日目 Tagaytay~Nasugbuへ)
フィリピンふらふら一人旅(3日目 Tagaytay~Nasugbuへ)
2024/9/24
People's park in the sky
Tagaytay2日目の朝、チェックアウトまで時間があったのでガイドブックで気になってたPeople's park in the skyへ。Fora Mallの前でタクシーを拾い片道300ペソで送ってもらった。ちなみに帰りも300ペソで送ってくれた。高いのか安いのかよくわからないが、公園を観光してる間ずっと待ってくれて、公園内の駐車代100ペソも込みの代金だったので、ほのかな優しさを感じた。
People’s parkは標高700mほどの高いところにあってガスっていた。入場料50ペソを払って坂道を登っていく。お金を払えばジプニーが入場ゲートから上まで連れて行ってくれるらしい。私は徒歩で登ったが10分かからないくらいだった。着いた時はガスってて何も見えなかったが、着いてしばらくしてガスが晴れ、Taal湖や緑緑とした森がよく見えた。
帰りのタクシーでは、次の移動先までタクシーで行かないか、マニラに戻る時もどうか、おすすめのレストランまで送るよ、とかなりしつこく営業をかけられたが全て断った。あからさまに運転手のテンションが下がるのがわかった。フィリピンの観光地の人々は商売根性がすごい。公園で待ってもらったのと駐車料金 100ペソかかってることに少し後ろめたさを感じたので100ペソのチップを渡して別れた。
観光地の運転手は、最初に出身地や観光の話題で仲良くなった後、後半に営業をどんどん畳み掛けてくる。曖昧な返事をするとを断れないところまで話がトントン進んでしまうのでちゃんと断ることが大事(今さらだけど)
いざNasugbu(ナズグブー)へ
昨夜のことである。Tagaytayまで来たバスを終点まで乗ったらどこに着くんだろう…?そんなことがふと気になった。なんでもNasugbuという海沿いのローカルタウンに着くらしい。観光地ではないという点に惹かれ、気づいたら翌日のホテルを予約していた。そう、今日はNasugbuに向かうのだ。
昼頃、Fora Mallの前のバス停から、Nasugbu行きのバスに乗り込んだ。係の人らしき人にナスグブー?と聞いて指図されるがままに乗り込んだ。乗ってしばらくすると係の人が料金徴収にきた。Nasugbu ターミナルと言ったら通じた。110ペソだった。
タクシーやトライシクルさながら、バスも運転が荒い。ただでさえ舗装が壊れかけたガタガタ道路を走っているのに、いろんな人や車、モノを避けながら蛇行運転するものだから揺れるのは必至である。途中、後から来た同じNasugbu行きのバスに乗り換えるよう指示があり、乗客みんなでもう一台のバスに移動するというイベントもあったりした。バスに乗ってからは、もはや外国人は1人もいない。
Tagaytayの山地から海沿いのNasugbuを結ぶ長い長い下り道はTagaytay–Nasugbu Highwayという田舎道で、道路沿いに家屋やお店、農地、放牧地が並んでいるが、道路から30mほど離れるとそこはもう鬱蒼とした密林である。繁茂する密林の隙間に人が生活している感じだ。意外にも制服を着た中学生高校生くらいの学生が多く、通学のためにバスにもよく乗ってくる。あとエアコン風の吹き出し口が壊れてて調節できず暴風がずっと体に当たってて寒かった。
Nasugbuに到着
およそ2時間半で着いた。途中でリアンという街に寄ったりもして、Nasugbuに着く頃には14時半をまわっていた。Nasugbuの第一印象は車、人、店でメインストリートが埋め尽くされ、マニラと変わらんなぁ、という感じだった。
しかし2、3時間ほど散歩すると印象が変わってきた。外国人という存在が珍しいようで遠巻きでジロジロ見られるが、マニラの観光地にようにぼったくりはおらず執拗に声をかけられることもない。メインストリートを外れると、こじんまりとした綺麗なカフェやレストランがある落ち着いた住宅街となっており、マニラにはなかった「散歩の楽しさ」を感じられた。メインストリートは確かにごちゃごちゃしているように見えたが、ご飯屋さんやスーパー、屋台が集まっていて、街中の溢れんばかりの活気が一点集中してるだけだった。Nasugbuは落ち着きと活気を兼ね備えていて、しばらく住んでみたくなるような街だった。
散歩していると、突如大きな市場「Nasugbu public marcket」が現れた。地元の人の賑わいに吸い寄せられしばらく見学してみた。
日本の規格化・整備された市場とは全く違い、手作り感のある市場だった。肉や魚、野菜果物はほとんど加工されてない"生のモノ"で、そこから発せられるグロテスクで生臭い視覚的・嗅覚的な刺激と、人々の熱気はまさに生命のエネルギーを肌で感じさせてくれる。この市場は"生きる"ことのシンプルさと残酷さを思い出させてくれる。
所狭しと色んなお店が並んでいるがどこも売っているものは大体同じで、どうやって差別化してるのかはすごく気になった。卵・米コーナーでもは特にその傾向が強い。2階は雑貨コーナーになっていて衣類を主に売っていた。通路が狭く色んなお店がぎっしりと詰まっている。
市場を出て、隣の雑貨スーパーに入ろうとした時に初めて警備員に止められた。黒い袋にいれた雨具が怪しまれたよう。警備員の早口を聞きとれずにいると"Do you know how to speak English?"と言われてしまった。その言い方が無垢な小学生を諭すようだったので、ガラス玉くらい脆い私のプライドが傷ついた。義務教育から10年以上英語を学習してるこの私がっ…!英語を聞き取れないなんてっ…!。結局荷物を預けて入店した。
海沿いへ散歩
そのまま散歩を続けると街中から15分ほどで海沿いの通りに着いた。海岸近くの一画はリゾートエリアになっており、プライベートビーチを持つリゾートホテルが並んでいた。リゾートエリアの雰囲気は綺麗すぎず寂れすぎず、地元に溶け込んでおり、地元の人や子供・学生の生活圏にもなっていた。このリゾートはインバウンドよりも現地の人向けな気がする。
誰でも入れるパブリックビーチもあり、地元の子どもたちが元気に遊んでいて楽しそうだった。リゾートエリアにはなっているが、観光一色ではなく地元の人の生活圏と共存できているのが個人的にすごく好きだった。
この日の晩、かの有名なジョリビーを初挑戦した。チキンは日本の味付けと違う。フィリピンの街中に漂ってるあの香りで味付けされてる感じがした(は?)。スパゲッティは甘くて美味しかった。あとは米とバンズみたいなものが入っていた。ジュースも込みで200ペソくらいだった。
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