STeLALeadershipForumに参加する理由
なぜドバイにいるのか
今日でドバイに来てから3日目になります。
連日、世界最大の建築物・ブルジュハリファ、ジュメイラモスク、砂漠とドバイ中を駆け巡っております。
その中でドバイという街は近未来都市の風貌をしていながら車で30分も走ると砂漠だけの世界が広がっており、いかに過酷な環境にあるかを思い知らされます。
ただ本来の目的は観光ではありません。
(いろんな所に行きすぎて勘違いされてしまってる...笑)
ドバイに来た理由は"STeLA Leadership Forum in Dubai"に参加するため。
STeLA Leadership Forumとは
今回参加するSTeLA Leadership Forumの概要についてはHPより引用したものを以下に記載します。
7月31日から8月9日の期間, 日本, 中国, 中東, アメリカ, ヨーロッパ等の一流大学の学生がSTeLAフォーラムに集い, 技術進歩やリーダーシップを論じ合います. 参加者はMIT Leadership Centerのリーダーシップモデルに基づいた理論を学び, 文化を超えた仲間たちとグループワークをするようになります. 密度の高い日々を過ごすことで世界規模で物事を見る力と, 未来の世界をともに担うリーダーたちとのつながりを得ることができます. (引用: STeLA HP)
つまり世界中から集まったトップレベルの同年代の学生たちが一堂に会して現在ホットな社会課題について議論しあう10日間のフォーラムです。ここでは、最先端の現場にいる方から講演を聞いたり現場を訪問する他、学生同士での議論を通じて課題解決の策を探っていきます。
なぜ3年生の夏、この会期に挑むのか
このような見出しを書いておきながら3年生の夏である理由は特別にはなくて、偶然知り合ったのが3年生の夏だったからという理由ですね。。
なので、ここからは本題である「なぜこのForumに参加するのか」について記述したいと思います。
①世界中に友達を作る
もし世界中に友達がいたら...きっと人々は戦争なんか起こさない。お互いを思いやることができてきっと必ず平和な世界を作ることが出来る。
これは普段、所属している学生団体の中で個人的にとても好きな言葉。
お互いに知らないから...そんな理由で対立しあっているのだとしたら
なんと虚しいことなのか。
人ひとりにはとてつもない可能性が秘めていて、
それは誰にでも平等にある。
それが命に比べたらしょうもない理由で、対立しあい...
ましてや命を奪うことにつながっていたらただひたすらに悲しい。。
一部の既得権益を持った大人たちによって支配されている社会の中で、
彼らによって同じ若者が権利を奪われているのは悲しい。
そしてそんな社会に気づかず、日々淡々と生活をすることに
慣れてしまった自分が惨めである。
大学1年生の時に感じた、異国に住みながらよりよい世界を目指して活動する若者の姿に感銘を受けたあの日。あの時は無理だったかもしれないけど、
いまならできる。まずは世界中に友達を作ること。
そうすればもっと自身の関心が広がる。
だからこのForumに参加する。
②社会課題に対して視野狭窄にある自分を改善する
日本で社会課題に取り組む中で感じる限界。
日本のなかで生きてしまっているからこそ、自分のなかで考えうる選択肢が限られてしまっている。
だから課題解決を考えようにもその枠組み自体が固定的で視野狭窄にある。
そんな自分だからこそ、
Nationalityの壁を超えることで既知の世界を広げたい。
だからこのForumに参加する。
③挑戦を恐れる自分を変える
既知の世界の中で繰り返される日々。
後輩に対しては挑戦を恐れずに何事も挑戦することをすすめながらも、
自分は忙しいことを言い訳に結局挑戦できずにいた。
普段は本当に信頼したひとにしか心を開かないから打ち明けないけど、
できない自分がすごい嫌いで常に「できる」ように振る舞うから、
「できない」ことに対してすごい嫌悪感を抱く。そして挑戦することを避けたくなる。
大学3年間で学んだことはたくさんあった。けど、1年生の時に描いてた自分の姿とはどこか違っていて,,,井の中の蛙になっている自分がいる気がする。「できない」のが嫌で逃げてしまっている自分。
高校生のときは1人で勝手にテントを持って山の中に入り込んだり、
大学1年生のときは初めてひとりで海外を放浪して...その間もずっと学問に励み努力をしてきた。
そうやっていつも未知の世界に飛び込むときの先の見えない恐怖心とそれを知ったときの喜びのはざまにいる感覚が好きでたくさん挑戦してきた。
だからもう一度...みんなには迷惑かけるけど少しだけ自分と向き合う時間が必要。そしてこうやって逃げてきたものと再び向き合いたい。
言語の壁を感じて思い通りにいかない瞬間。知識及ばずおいていかれて虚無感に襲われる瞬間。きっとそういった瞬間にForumでたくさん出会うことになると思うけど、今回は逃げずに挑戦して「できる」ようになれたらいいな。
すべては、「優しい」ひとであるために。
優しいひとはだれよりも強いひとである。
強い人、それはきっと隣で大切な人が苦しんでいるときに手を差し伸べることが出来る人。それができるのはその人自身が過去に「できない」自分と向き合ったから。だから優しいひとは強くあれる。
そのために、挑戦を恐れる自分をこの会期で変えきる。
だからこのForumに参加する。
このForumで感じたことやその後についてはまた日本に帰ったら整理して書こうと思います。ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。引き続き、ドバイで頑張っていきます!
2019.7.29