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私を支えてくれた芸術のおはなし
こんにちは 栗林藍希です。
今までスタッフさんにお任せしていたnoteを
今回から自分でも更新していくことになりました。
sns自体は、故郷新潟でモデル活動をしていた頃からやっていて、当時は頻繁に色んなことを発信していましたが、ある頃から文章を書く事と自分の事を誰かに話すのが苦手になってしまって、すこし距離を置いた時もありました。
「出会う人の数だけ違う自分が居ていいはずなのに画面の向こう側の誰かはこう思ってて、また違う誰かはこう思ってるだなんて、怖いし変。」と、今じゃあなんとも思わない事を、敏感に考え込んでしまった時もありました。なつかしい。
noteではあまり話した事のない、わたしのことを文章で皆さんに届ける事のできる、新しい場にできたらなと思っています。
前置きが長くなってしまいましたが、最初はわたしを支えてくれた芸術のおはなしをします。
「芸術」というとなんだか特別な感じがするけど、映画や本や音楽のことです。
ありきたりな話かもしれません。
私は友達が比較的少なくて、休み時間は本を読んで過ごす事が多かったのです。
図書室に行ったり、教室のストーブの前に座り込んだり、授業中辞書に挟んでこっそり読んだり。一度始めると止める事ができない性格をしているので、毎日毎日、沢山の物語を楽しんでいました。
そして、学校の外で出会った友人が色んな映画を教えてくれて、その日から映画も観るようになりました。本も映画も、スタートしてから終わりを迎えるまで、私じゃない誰かになっている事ができるんだ。と、気づいた時から夢中でした。最近分かったのですが、この「夢中」の気持ちが私を支えてくれていました。夢中になる事がなかったら、なあんにも、なかったので。
この頃がきっかけで今の職業の選択肢ができました。
そして、16歳になったばかりの高校1年生の夏に上京しました。心地よい場所も、友達も、街の景色も、何もかも知る前に1人でこの街で暮らす事を選びました。早く、沢山お芝居がしたくてです。
1人で居ると意外と寂しくて、予想外の事に対して毎日敏感に反応しました。
そんな頃に音楽がなくてはならない存在になりました。音があるだけで世界に色があるみたいだなと思ったからです。クリスタル・キャッスルズみたいな不思議な気持ちになるのも、yonigeみたいなガールズロックも、小さな頃車で流れてたRIP SLYMEも。色んな音楽をずっと聴いてたなぁ。
テレビ東京の「音流」でMCを務めさせていただくようになって、番組からギターを頂いたのがきっかけで歌詞を書き始めました。1番最初に書いてみた、たった5行のメモをこの間、missing moonという曲にしました。
夜の歯磨きをサボった日は
なんだか特別な気分
少しはやくベッドにダイブ
おやすみ 3日は目覚めませんように
そしてすぐに朝が来る
今はあの頃夢中だった山田詠美さんの世界を曲にしたいな、と過去にタイムスリップ中です。
芸術のおはなし、というより自分の話になってしまいましたが、今回はこんな感じで終わりにします。
最後に最近いちばんよく聴く曲を紹介させてください。彼のInstagramで弾いたり歌ってたりしている動画もすてき。
Eddie Benjamin - 「Fuck My Friends 」