安心して親になる準備を支えたい!
コロナ禍で孤独や不安を抱えたまま親に
今、コロナ禍で親や友達と会えない。入院すれば家族の見舞いもままならず、出産の立ち合いもできない。妊産婦の孤独感は確実に増している。
なんと市川市では妊娠中の親向け講座「プレ親学級」と産後の「離乳食講座」を2021年4月からやめてしまった。妊娠中の親向けに、赤ちゃんの沐浴と男性の妊婦体験のYouTube動画が市のホームページでは観られる。
また、プレ親学級で使われていたテキストもサイト上で見ることができる。でも・・・たとえ母子手帳をもらう際に案内があったとしても、自分から検索して、市のホームページにたどりつける妊婦がどれだけいるだろう。
市主催のプレ親学級がなくなったことで、同世代のプレママ・プレパパが出会う場はほぼなくなってしまった。「市でやっているから、とりあえず参加する」という人たちも多かったはず(私もそんな感じだった)。
一方で、産院の講座はあくまで入院・出産の対応や退院までが中心。市と産院の情報提供だけで親になるのはかなりハードルが高い気がする。。。
いや、実際にはそういう人が大半だろう。みんなそうやって親になっていくのだけれど、ネットは情報過多な割には、自分に合った情報に出会えなくて、妊娠・出産・子育ての困難さから産後うつや児童虐待に直面し、そこに陥らなくても、スレスレで悲しい思いをしている妊産婦は少なくない。
不安を抱えたまま、親になる事態を少しでも解消したい。安心して出産・子育てを迎える準備を妊娠中から「自分で」できるようなサポートが欲しい。尊重され、主体的に動いた体験は、子育て中にも存分に生きてくる。それがゆくゆくはまちづくりに関心を持つ主体的な市民を育て、時代の潮流であるアクティブラーニング=主体的な学びを家庭で育む後押しになるはず。
そこで市川市近隣の支援者が集う助産宿(じょさんじゅく)では、妊娠中の親向けにオンライン交流会を企画している。どこからでも参加できる&つながれる。そこから尊重され、自ら動くきっかけづくりができたらいいなと。
何に困った? どんなこと知りたい?アンケート実施中
まずは妊娠中の悩みや困り事を把握し、そこに応える情報を提供したい。その思いから、助産宿では妊娠中の親向け交流会の開催リクエストについて、アンケートを6月25日(金)まで実施している。(詳細は前述の「アンケート」をクリックしてください!)
妊娠中に知りたい・知りたかったこと、知っておいて役に立ちそう・役に立ったこと、出産・産後の子育ての不安や困り事、子の誕生以外に最も嬉しかったこと、つながりたい・相談したい専門家・支援者などを質問に入れた。
妊娠・出産を経験した産後の女性はもちろん、パートナーが経験した男性や、これから妊娠・出産を迎える若い方にもぜひ回答してほしい。
アンケート結果はまた助産宿のInstagram、Facebookページ、公式LINEアカウント、Twitter、こちらのnoteでも報告したい。どうせ開催するなら、みんなの声を集めて、期待に応える交流会を企画したい。ぜひアンケートのご回と答拡散をお願いします!
親が自分を尊重する育児にたどりつくために
さらにプレ開催を7-8月の3日間で予定している。参加費もプレ開催の特別価格なので、ぜひ気軽に参加申し込みを♬
9~11月からは本開催の予定も立てた。我ながらすごいスピード感…。準備は素早く、開催はゆっくり、時間をかけて、共に学びつつ、交流できたらいいなと、3カ月1セットで企画してみた。
既にアンケートでは「今、妊娠9カ月だけど、コロナ禍で妊娠中の両親学級に全然参加できなかった。早くやってほしかった」という声をいただいているため、まずは必要な人にとにかく早く届けたい。
やりながら中身を充実させていく。親になる人が自分らしさを大切にできる交流を模索したい。支援者が受益者である親になる人の価値観を最優先で尊重したら、親になる人も尊重された体験から、自分はどう考えているのか、自分はどうしたいのかを大切にできる。育児は我慢じゃない。子も親も共育ちする体験だ。親が自分も大切にしつつ、生まれてくるわが子のその子らしさも尊重できる流れをつくりたい。
そのために、助産宿メンバーも仕事の傍ら、精いっぱい準備に応じてくれている。みんなでワクワクしながら、これから親になる人たちと一緒に、安心して産後を迎える準備をしたい。
最初から完璧なんて、いや、むしろどの過程でも、完璧な内容なんてありえない。親になるのにも、完璧なんてないから。その気持ちで、時間をかけて、自分らしく親になっていく過程を一緒に楽しんでみませんか。
助産宿の「妊娠中の親向け交流会」、参加者も、支援者も募集中!
安心して産み育てやすい社会を作るため、また社会全体で子育てを支援する仕組みを作るため、サポートいただけると嬉しいです。いただいたサポートは、あいのちの活動で使わせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。