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愚かだよ、私

元彼と付き合っていたとき、彼は「それは愚かじゃん」という言葉をたまに使っていた。私宛に直接使われたことはほとんどなくて、確かに・・といえるような内容ではあるんだけど、たまに私の胸がうずいていた(気づかないふりをしていたけど)。私はそんなに立派でもないし、愚かなんだろうとうすうす気づいている時だったから、責められていると受け取っていたのだと思う。

人はありたき姿がある空間で力を発揮するけど、同時にひっそりと強烈に心を痛めていたりする。ありたき姿と現状のギャップをガソリンにしていい感じに進んでいける環境や身体があればプラスの方に転じさせていけることがあるが、そういう時ばかりでない。環境や自分が自分を追い詰めていくことも多い。

ありたき姿がない場所ってどこだろうと考えてみる。ジャンルや空間などで分けることができるかもしれないが、私にとっては「興味が薄い」と感じられる場所でありのままでいられる気がする。誰かに濁りのない気持ちで頼ることができ、誰かからの願いもすんなり受け入れられそうである。ただそこにずっといるとつまらない。

こう書いていくと私はとてもプライドが高い。自分が興味のある場所では、いろんなことを吸収できることが多いけど、自分をよく見せようとしていつも背伸びをしていて、疲れている。面白いと思うことをしているはずなのに、同時に負の感情を抱えている。だからといって興味がない場所にずっといるのもしんどい。

なんかよくわからないんだけど、ああ・・書いてるだけでなんて愚かなんだ・・とうなだれそうになる。わがままだし。けれど、愚かでほっとしている気もしている。

それは愚かだよと高め合う(?)関係性よりも、愚かだねと言いながら笑いあっている人生の方が私がいきたい方向なのかな~・・


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