末續慎吾さん著「アスリートの本質」
陸上経験者で末續慎吾さんを知らない人は、いないのではないでしょうか。
200m日本記録
2003年パリ世界陸上200m銅メダル
2008年北京五輪400mR銀メダル
マスターズ陸上M40日本記録
40歳を超えた今も現役です。
末續慎吾さんが特に話題になった2003年、僕は中学2年で陸上の世界に入り込んで2年目でした。
僕のヒーローです。
今回のnoteでは、末續慎吾さん著「アスリートの本質」の感想を綴りたいと思います。
末續慎吾さんの感覚は独特で、テレビでも言葉の選び方というか、表現が独特だなと思っていました。
今回の著書では末續慎吾さんの内面がリアルに書かれていました。その独特な表現に飲み込まれ、購入して3日ほどで読み終えてしまいました。
印象的だったのは第2章です。東海大時代からの指導者高野進さんとの関係の変化についてです。
某テレビ番組では末續さんの高校時代の先生が出られていました。末續さん休養直前・直後についてお話しされていました。リスナー目線だと末續さんと二人三脚で歩んできた高野進さんの存在も気になっていましたが、公にはされてきていませんでした。
この第2章で明らかになった高野進さんとの関係の変化について、読んで僕は思わず涙しました。
ネタバレになるので多くは綴れませんが、お二人にしかわからん想いや、「指導者と選手」といった関係を超えたもっと深い関係だということを読み取れました。
他にも
走ること、かけっこに対する純な思い
アスリートの自由とは
表現とは…
末續慎吾さんの世界がたっぷり書かれている一冊です。
アース。