優秀なタイトルは表示回数とクリック率をどちらにも貢献する【再生回数を伸ばすための20の施策 Vol4】
みなさんこんにちは。動画マーケティング総合研究所のいわもとかずやです。
YouTubeの再生回数を伸ばすための20の施策、第四回は 「タイトル」です。
復習になりますが再生回数は表示回数×クリック率で表すことができます。
サムネイルはクリック率を決める最も大きな要素ですが、タイトルは表示回数とクリック率どちらにも影響を与えるところが面白い所です。
今回は効果的なタイトルのつけ方についてお伝えします。
表示回数を増やすためのタイトルをつくる
まずタイトルの表示回数を増やす方法です。YouTube内の表示場所ごとにポイントをお伝えしていきます。
【1】YouTube検索
まずはYouTube公式の動画をご覧ください。※日本語字幕がでます
YouTube検索は新着動画が上位に表示されやすいアルゴリズムになっていますので、スタートしたばかりでも十分露出できるチャンスがあります。
動画にもあるように視聴者が検索したキーワードとタイトルに使われているキーワードの関連性が高いと上位表示されやすくなります。
『一定の需要』があって『ライバルが弱い』キーワードが一番の狙い所、チャンスキーワードなります。
例えばケーキ作り方と言うキーワードで検索するとと
いった検索候補が出てきますので、『簡単に作りたい』とか『プロの技が見たい』というところに一定の需要があるということがわかります。
次に検索結果ページにどんな動画が並んでいるのかをチェックします。
並んでいる動画がキーワードとミスマッチだったり、クオリティが低かったりすればチャンスということになります。
さらに効果的な戦略を立てたい人は、有料ではありますがキーワードツールやVidiQなどのYouTube公式の外部ツールつかって、検索のボリュームを意識しながらキーワードを考えましょう。
【2】関連動画
つづいて人気の動画の関連動画を狙うためのタイトルの付け方です。
例えば、『ケーキの作り方』というキーワードで検索すると220万再生されている、こんな動画がありました。
タイトル:【スフレチーズケーキ】【もっと失敗しない】シェフパティシエが作り方教えます Japanese Souffle Cheesecake | Jiggly Cheesecake
ここで関連動画に表示されるようになれば、再生数が一気に伸びる可能性がありますよね。
実際に再生してみると、こちら動画が関連動画に表示されました。
タイトル:栗原はるみレシピベイクドチーズケーキ 失敗なしの混ぜるだけ簡単作ってみました
「チーズケーキ」と「失敗しない」という2つのキーワードの関連性が評価されたのだと推測できます。
このように再生数の多い動画のタイトルをまねるというのは、関連動画からの表示回数を増やすためのシンプルで簡単な方法です。
だからみんな「モーニングルーティン」をやるんですね(笑)
【3】ホーム画面
最後に「ホーム画面」ですが、こちらはユーザーの過去の検索履歴や過去に視聴した動画と関連性の高い動画が表示される仕組みになっています。
ここまでご紹介してきた需要があり競合が弱いキーワードを入れる、もしくは人気動画のタイトルのキーワードを真似ていけばOKです。
クリック率を上げるためのタイトルのつくる
表示回数が増えても、動画がクリックされなくては意味がありません。タイトルの表現を工夫することでクリック率は大きく変わります。
人気の動画の魅力的な表現を真似するのが手っ取り早い方法ではあるのですが、YouTube以外の媒体を参考にすることで表現の幅が広がるのでおすすめです。
例えば、関連業界の売れている書籍のタイトルや業界誌や雑誌のキャッチコピーはプロが練りに練って作ったクオリティが高いものが多いです。
また、更に深堀りしたい方はコピーライティングの本を数冊読み込むことからはじめましょう。おすすめ書籍を載せておきますので参考にしてみてください。
✎キャッチコピー力の基本 ひと言で気持ちをとらえて、離さない77のテクニック 川上徹也著
顧客視点に立った具体的なキャッチコピーの事例が満載。Kindleなら600円程度とコスパも最強の一冊です。
✎売れるコピーライティング単語帖 探しているフレーズが必ず見つかる言葉のアイデア2000 神田昌典/衣田 順一著
ダイレクトマーケティング的なキャッチコピーが多いですが、事例が2000も詰め込まれていて、コピーライティングの広辞苑的な存在です。
必ず25文字で伝える
タイトルが表示される文字数は掲載場所によって変わります。文字数がオーバーするとその部分が「…」という省略表示になる仕様になっています。
PC版の関連動画が表示される文字数が25文字と一番少ないので、タイトルの肝心な部分は必ず25文字以内におさめるようにしましょう。
重要なキーワードをタイトルの先頭入れる
重要なキーワードはなるべく先頭に入れるようにしましょう。
当たり前ですが視聴者は先頭から読みはじめますし、YouTubeのアルゴリズムも先頭にあるキーワードから重要性が高いと判断するようになっています。
YouTubeでも公式に紹介されているよく悪い例が、エピソード番号やブランド名を先頭に入れちゃってるパターンです。
こういうのは最悪です。YouTubeで教室名やナンバーで検索する人はまずいませんし『チーズケーキの作り方』という重要なキーワードがタイトルの後半にあるので、表示される場所によっては省略されてしまいます。
表示目的とクリック目的のキーワードを組み合わせる
タイトル制作においてキーワードには2つの目的があります。一つは表示回数を増やすこと、もう一つはクリック率を上げること。
この2つをバランス良くタイトルに組み込むことが出来るかどうかが、腕の見せ所です。
例えば、先程の悪い例を表示回数を増やす目的で直すとこんな感じになります。
25文字以内に伝えたい事がしっかり挿入されていますし、一番検索してもらいたいキーワードの「ベイクドチーズケーキ」が先頭に来ていますね。
逆にクリック率をあげる事を優先して直すのであれば「絶対に失敗しない」という強くてキャッチーな文言を先頭にもってくるのもおすすめです。
【】墨付きかっこで強調するのも定番の表現方法ですね。
表示目的のキーワードを先頭に持ってくるのか、クリック目的のキーワードを先頭に持ってくるかは悩ましいところですが、なんども実験をして自分なりの形を模索してみましょう!
今日のまとめ
第四回は以上となります。
ぜひあなたのチャンネルでもチャレンジしてみてくださいね。
「YouTubeの再生数を伸ばす20の施策」次回は「YouTubeショート」についてご案内しますのでお楽しみに。
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