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apricot.
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#詩

鳥

冷たい風が 木々を揺らす
透明な空を 泳いでる雲
君の瞳には いつも
丸い雫の影が見えた

あの頃 僕たちは
過去や未来に囚われて
いくつもの大切な瞬間を
逃してばかりいた

消える前に 捕まえてしまおうと思った
純粋な君を
泣いている君を
近づくほど その優しい炎が
揺らめいていたから
絶やさないでいたいと思った
君が本当はそれを恐れていることが
単純な僕にも 分かったから

世界とか

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窓

世界や世間は
いつも 窓の向こうにあって
切り離された 小さな部屋の内側で
怯えているか
疲れ果てて眠っていた

どうしようもないことが 溢れている
そんな風に 冷めた気持ちでいて
乾いていく心の隙間を 見ないふりしていた

『怖がらなくていいよ、目を開けなよ』
こじ開けられた 瞳の奥に 突き刺さる
春の日差しに戸惑って
あなたを 傷つけることもあった

『もっとさ、鳥みたいでいいんだよ』
何で

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