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冷たい風が 木々を揺らす
透明な空を 泳いでる雲
君の瞳には いつも
丸い雫の影が見えた

あの頃 僕たちは
過去や未来に囚われて
いくつもの大切な瞬間を
逃してばかりいた

消える前に 捕まえてしまおうと思った
純粋な君を
泣いている君を
近づくほど その優しい炎が
揺らめいていたから
絶やさないでいたいと思った
君が本当はそれを恐れていることが
単純な僕にも 分かったから

世界とか 世間とか
時々 どこか 遠くのことみたいに 思えるよ
正しくいようとすれば
矛盾も増えていく
恐れとか 本心とか
生きているうちは
大事にして いたいんだよ



柔らかな陽が 木々を照らしていく
夜明けの空で 眠っている雲
そんなこと知らないみたいに
自由に飛んでいくのは
目を覚ましたばかりの 鳥と鳥

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