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自民党総裁選➀

トライデン直美さんの「おじさんの詰め合わせ」という表現が波紋を呼んだ。




➀「おじさん」ではなく、「おじさんとおじいさん」


上の画像には、実際には10人以上のおじいさんが映っている。


一番上の段の左側の福田赳夫氏は、70代で総裁に就任。他に、一番上の段では、宮澤喜一氏、三木武夫氏も70代であった。

田中角栄氏の左下は、石橋湛山氏で、この人も70代で就任。その近くの菅義偉氏、最下段の福田康夫氏、鳩山一郎(右から3番目)氏は、いずれも70歳代で総裁になっている。

60代後半は、最上段の大平正芳氏がいるが、60代前半の人もおり、昭和時代には、50代後半から高齢者という扱いをされたので、左側の池田勇人氏、最下段中央の佐藤栄作氏も高齢者である。


②なぜ、「おじさん」と認識したのか


男性批判をする時、「おじさん」批判という形をとることは一般的になっているようだ。「おじさん」が男性代表ということらしい。


上図は、かつてフェミニストが問題視した静岡のみかんのコラボに使われたアニメ画像である。フェミニストは、これは女性に対する侮辱であるという趣旨の批判を展開した。

そこでは、女性=「女の子」という図式が前提とされていたわけである。

男性=おじさん、女性=女の子という前提で批判することが、どうやら前提になっているのであるが、これはやはり変である。そこには安易な思考、発想が見られると言われても仕方がない。

おじさんを批判しても、お兄さんやおじいさんは何とも思わないので、男性全体を批判したいなら、有効ではない。また女の子の画像なのに、おばさんフェミニストがムキになっているのは、傍からみたら、滑稽である。

③差別表現

ネット上の誹謗中傷が問題になっているが、差別表現は炎上しやすい。以前は女性差別であるとして、炎上する案件が多かった。だが、最近は、男性差別であるとして炎上するケースも見られるようになっている。性別と無関係に、差別表現は慎まなければいけない時代が到来したといってよいだろう。自民党総裁選については、また書きたいと思う。

お読みいただき、ありがとうございました。


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