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読書の秋

毎度お世話になっております。
アイニチ㈱大阪本社スタッフの大西です。
秋を通り越し最早冬になりつつあり、2024年も残すところあと少し。
最後まで健康に過ごしたいですね。

話は変わりますが今年は「1ヶ月1冊」を目標に本を読むようにしています。
その目標を立てた中で、読むのは簡単でも本を見つけるのが難しいことに気付いた1年となりました。
そんな中、今年読んだ本で面白かったものを数冊紹介したいと思います。

・パン屋ではおにぎりを売れ(柿内尚文)

普段から「考える」「考えてみる」「考えてみよう」というのが口癖の私。
ふとした時に「考えるって言語化するとどういうこと?」と思ったのがきっかけで手に取りました。
考えたつもりになっていること、考えるためにはどういった方法があるのか、など具体的に言語化されており、これこれ!という感覚になります。
また「結果」とは「考える技術×考える時間×行動」という思考が個人的にかなり心に刺さりました。(掛け算なのでどれか一つでも欠けると0になってしまうということ)
今年一番読んでよかった&影響を受けた本です。
同著者の「バナナの魅力を100文字で伝えてください」もおすすめ。


・だから僕たちは、組織を変えていける(斉藤 徹)


知人に勧められ読んでみました。
現代の多くの組織は産業革命、大量生産時の「管理体制」を前提としたマネジメント体系となっている現状。
つまり「外発的動機」つまり「やらなきゃ」ベースで組織が回っていることに対しての改革の重要性を説く本です。
「したい・やりたい」という「内発的動機」により各組織、メンバーが自発的に考え意思決定する「学習する組織」への変革の重要性。
その「学習する組織」にどうすれば近づけるのかを解説しています。
組織における各ポジションの心理状況なども細やかな分析がされており、会社組織だけではなくチームに属している人全員に読んでいただきたい本。
あとは読むタイミングも重要だな、と思いました。


・一九八四年(ジョージ・オーウェル)

これはビジネス書ではありませんが是非読んでほしい本。
Big Brother is watching youで有名な作品。
全体主義国家によって分割統治された近未来世界が舞台。
第三次世界大戦の核戦争後の市民は、常にテレビのような機械で全ての音や行動が監視されています。
決して表面上は暴力的ではないのですが市民は思考を操作され、歴史や言語など人の記憶までも改竄して政府にとって都合の良い世界にされてしまう世界。
そんな世界でどう生きていくことになるのか。
現代社会人もそうなってはいないか、と考えさせてくれます。
この本が冷戦下の1949年に発刊されたことが信じられないぐらいの世界観です。
読み返しになりますがいつ読んでもむちゃくちゃ面白い作品です。

以上、ビジネス書が多いですが読書の秋ということで是非、手に取って読んでみてください!

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