てくてくすいすいのすけ③
2022.11月3日
前回あらすじ
ミルク神のミルクとミルクムナリのミルクは一緒です。(ミルクムナリ=創作エイサーで有名な楽曲)
赤田のミルク行列を見送った後も、第一部「奉祝パレード」は続く。
9:31頃 汀良町獅子舞
沖縄ではメジャーなタイプの獅子舞です。
少なくとも全国的に一般的(なんですか?)な、たむけんのあの赤い面に唐草模様の獅子舞は沖縄にはいない。
もし沖縄でも見れるところがあるよ!って情報があれば教えてください。見てみたい。
前肢・後肢にそれぞれ1人ずつ操者がいる。
色彩や演技内容、動作はその地域による。
二人組の阿吽の呼吸により生きてる獣のような動き、神獣のような神々しさ、可愛いもふもふのようなユニークさを演じ切る。
学校によっては男子学生を中心に、模倣した獅子舞を体育祭などの学校イベントで見ることができる。
青年会や保存会で伝統的な獅子舞が継承されている事が民俗好きとして、そしてもふもふ好きとしてありがたく思う。
首里汀良町(てらちょう)獅子舞保存会の皆さんありがとう!これからもありがとう!(?)
9:37 首里音頭
首里振興会婦人部の皆さんによる新たな首里名物なるか!首里音頭。
沖縄では「〜〜音頭」「盆踊り」ってものがあまりない。というのも盆踊り自体がエイサーと同義なのでこれはある意味で真新しい取り組みだと思った。
滅多に見れない演歌調の「the盆踊り」に観客はつい「おお!」という感嘆の声が漏れた。なんというか……どよめいた。
アメリカ統治下、いわゆる「アメリカ世(ユー)」を経験した日本に憧れた苦悩しつつ沖縄を盛り返そうとした世代の皆さん。
もしかしたら年配の方のほうがこういったメジャーな全国基準に近いものは親しみがあるのかもしれない。
今の40歳より下の世代は、逆に沖縄らしさ・アイデンティティの確立と共に沖縄と成長した世代(アムラー・アクターズスクール、世界遺産登録etc…)
沖縄文化を守り誇らしく思いつつ全国の文化に目を向けて相互理解を深める事が私たちの課題だ。
そして年配のお姉様方の愛らしい踊りについつい手拍子に熱中!写真がありませんでした。
首里音頭
〜完〜
(婦人部の皆さんごめんなさいでした)
9:43 国頭サバクイ
阿波連本流啓扇会による国頭サバクイ。
国頭とは本島北部国頭村。サバクイとは捌吏、関所の役人を指す。
内容としては、首里国王に御材木を運ぶ若者を役人が囃し励ます様子が描かれている。
そう、まるで今日のための歌!
元々首里王府は山原の沢山の木々を建材などのために保護・管理しており、王府の許可によって切り出されていた。なので王府の声かけのたび国頭サバクイは歌い継がれ山原近郊奄美離島まで国頭サバクイは知られた存在である。
歌詞の囃しが「いーひひ あーはは」と笑ってるのが今日の喜びを表しているようで愛らしい。
おまけ
応援団体・企業などの旗にて第一部「奉祝パレード」は終了。
次回はようやく御材木さんが通る!!
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