哲学対話〜「長生きは幸せか？」〜
「長生きは幸せか？」
哲学対話。豊かな時間。
仕事で日本より平均寿命が短い国の方々と接することが多く、「長生き」というテーマに直感的に反応をして参加表明をしたものの、熟考をしないまま当日を迎えました。
参加して皆さんの話を聞いていると、答えを見つけようとしていた「平均寿命」のことよりも1歳5ヶ月で突然死だった長女のことを思い出して涙が止まりませんでした。
「長生きは幸せか？」の反対は「短命は不幸せか？」
亡くなった長女が不幸せだったとは思いたくないし、なんで亡くなったのか答えを探したくても決して見つからないし。
長女を亡くしてしばらくは、その答えの出ない問いで苦しかったことを思い出しました。
悲しみは時間とともに減って、消えることはないけど、その思いとずっと一緒に生きていく感覚。
目の前のことでいっぱいいっぱいになるとつい忘れがちになってしまうけど、今日と同じ明日はない。自分自身と自分が大好きな人たちを大切にしたい、と改めて思いました。
どなたかが言っていた「人生を味わう」っていう表現も良かったなー。
効率よく最適解を見つけようとする思考が先行してしまう毎日の中で、無理に結論を見出す必要がない場所。
対話をしながら考えを深め、思考の広がりを感じれた時間。
本当に豊かで幸せな時間でした。
