「光と影」 New York, Manhattan
この一年
自分の変化した事と
後悔していることを
ちょっと考えていた
私はたぶん前よりも人が好きになった
心をオープンに人と関わって
相手と繋がろうという気持ちが強くなった
一人っ子だからなのか私は
自分の時間を持つのが得意で
一人で過ごしていても全く苦じゃない
でもそれを言い訳に
良くないと分かっていながら
連絡が疎遠になっていたり
連絡が無愛想になっていたりした人が大勢いる
感謝の気持ち、嬉しさ、楽しさ、
怒り、寂しさ、悲しさ
色んな気持ちを
表に出して人とシェアすることに
怠惰になっていた
誰かに分かってもらえばいいと思ったし
言わなくてもわかったり
阿吽の呼吸で理解し合えたりする仲ばかりに
頼っていた
図工が好きだし、お菓子作るのが好きだし
指先は器用だけど
とっても大事なところが不器用だった
色んな人と会って
全然違うバックグラウンドの人々を見て、出会って
傍観者としてこの人達を見るのではなくて
この人達に私の人生に入ってほしいし
この人達の人生にちょっとお邪魔したいと思った
人との繋がりをもっともっと
大切にしたいと思った
自分が一番変わった事
忘れたくないしこれからも忘れちゃいけないと
思ったから書いておく
悔いなく過ごせたと胸が張れる1年だったけど
たったひとつ後悔したことがある
人の写真をあまり撮らなかった事
食べ物とか町並みとかそういうものばかり撮りすぎて
そこで過ごす人達を撮らなかったこと
友達と写真を撮る時は
カメラがあると意識しているし
にこってポーズとっちゃうし
そうでなくて
その街に過ごす人達の一瞬みたいなものを
ちゃんと撮っていても良かったと思った
ニューヨークで人を見るのがとても好き
Times Squareで舞台を楽しむ観光客が居れば
その舞台に必死に立とうと訓練したり
立てても稼げなくてレストランでサーブする人がいる
Upper Eastでお洒落なマダムが居れば
Upper Eastでそのお洒落なマダムの犬を散歩させている
お手伝いさんがいる
Grand Centralまでは多い、スーツに革靴の人も
Queensに入ればジーンズにスニーカーになる
ちょっと汚くて魚臭いChinatownで
がやがやとパワフルに売り買いする人がいて
そのパワフルさに負けそうになっても
活気に溢れるLittle Italyで美味しいピザを楽しむ人々がいる
Brooklyn heightsでお洒落にブランチを食べる人
夜遅くのWilliams bergでスライスピザをつまむ人
SOHO spring street駅では色んな国からの観光客で一杯の6番線も
100丁目を超えれば乗っている人の肌の色はどんどん濃くなる
電車には仕事や学校に行く人々もいれば
コインとその日のごはんを分けてほしいと缶持って車両を歩く
ホームレスがいる
きらびやかな街の表と裏側みたいな
なんか生々しく切ない人々の生活
そこに住む人々達は当たり前だけどそこに現実があって
それぞれ一生懸命過ごしてる
ニューヨーク人を見るのがとっても好きだった
それで
Upper Westには老舗のスーパーで
お洒落にお惣菜を買う人もいれば
Upper Westには東京からの1年交換留学で来た
ただの大学生で今日の飛行機で帰国する前に
まとめのブログをこうやって書いてる学生がいました
っていうお話
おわり