人生は彫刻のようだと思った。
一人で歩くことが好きになった。
いつからか、知っている街でも知らない街でも、一人で歩くことが好きだ。
好きといっても、一人で歩いていてぱぁっと心が開ける事はまず、ない。
いける、がんばろ!と根拠のない自信から前向きになるのはむしろ友達と居る時で、一人で歩いている時は大抵の場合あることないこと色々と考えて、不安になったり、苦しくなったり、虚しくなったりする。
半ば自分を苦しめているだけじゃないかと思う時もあるけど、それでも一人で歩くことが好きだ。
宙に浮いているように、