「南極料理人」が大好きな映画
映画の予告や新作映画のポスターを見た時に、
「あ!これは観なくちゃいけない映画!」ってビビビッと来る映画がある。
中学生の時はテレビで「ラ・バンバ」の映画紹介を観た時、少し前は、とてつもなく冷たく、狂気に満ちた目つきで睨みつけるリリー・フランキー氏のシーンがグサリと突き刺さった「凶悪」などなど。
で、「南極料理人」は、本屋さんでチラ見して気になってたものが映画となったのを知って、
「これ、観なくちゃいけない映画だわ」
ってビビビッときた。
「南極料理人」は、南極の昭和基地よりも更に奥、寒すぎてウィルスすら生息出来ない極寒の地にある「ドームふじ基地」に、8人の男性がそれぞれの仕事をしながら1年強缶詰め状態で過ごさざる得ないお話し。
ドームふじ基地内では殺人や未知のモンスターが出現するはずもなく、古い漫画や麻雀、何度も再生されまくったであろうVHSに録画された2時間サスペンスといったショボい娯楽しかなく、隊員達を支えているのは堺雅人さん演じる調理担当西村君の作る3食のご飯。
西村クンのアドバイスには耳も傾けず、オジサン達がノリノリでリクエストするもビミョーな空気になるメニューや、苦肉の策で編み出したであろう調理法は何かの儀式かそれとも遊んでるのか、と思わせるが、ニヤリとみせる西村クンのドヤ顔から生み出されるスペシャルメニューはお料理好きな人もそうでない人も楽しめるはず。
くだらないことや些細なことで盛り上がるオジサン達が愛おしく感じ、男子校出身だったオレは羨ましくも懐かしくもある光景で、
「オレもこの仲間に入りたいんです!!」
と心から思います。
何十回と観ても、CSで放送してるのを発見するとついつい観てしまうほど大好きな映画。
まだ観た事がない方は是非とも観てもらいたい映画です。