細々とSNSで発信する理由・・・「つながり」について棚卸しして思ったこと
少し前に、ちきりんのVoicyで「つながりを自身のアセットとして捉えること」についてのトークを聞いた。
ざっくり言うと、これからは保有する金融資産よりも、人と人同士の「つながり資産」の方が大事になってくるというのが彼女の主張だ。信頼関係をベースにした上で、良質な「つながり」を作る方法などについても触れていた。
私の世代だと、人間関係はオフラインのみという人の方が多いと思う。アプリを通じて、友人や恋人を作ることも一般的になってきたが、最終的にはオフラインでのつながりに帰結することが目的になっていることが多いと感じている。
一方、若い世代にはオンラインで完結する友人を持つ人もたくさんいると思うし、私自身もTwitterを通じて知り合った、会ったことのない友人(と、私自身は思っている)がたくさんいる。
トークを聞いて、改めて自分が有する「つながり」について棚卸ししてみた。
※%はコミュニケーション量をざっくりイメージしている
オフライン(もちろん実名):70%
家族、親戚
友人(学生時代からの旧友、社会人になって出来た飲み友達、ママ友など)
職場関係者(私は新卒以来、同じ会社に勤めているので数としては少ない)
先生(学校の恩師と1〜2名繋がるのみで、あとは習い事の師匠)
娘の学校関係者(先生やスタッフの方など)
夫の職場の人たち(駐在だと家族ぐるみでの付き合いが多くなる)
Twitterを契機に知り合い、リアルでも会うようになった人たち
オンライン(実名):20%
友人(もう数年以上会っていないけどSNSで繋がっている人たち)
プロボノで関わる人たち(私が関わっているのはオンラインで完結できるプロジェクトなので、ほとんどの関係に実際会ったことがない)
オンライン(匿名):10%
SNSで相互コミュニケーションがある人たち
Twitterやnoteを見てくださる人たち
改めて振り返ると、やはりオフラインの人間関係の比重が大きい。あとは意外にもオンライン(実名)のつながりもボリュームとしては結構ある。私自身が現在海外にいるため、友達と実際に会う機会がなかなか得られないことに加え、昔であれば没交渉になっていたような友人とSNSで交流を持てるようになったことは大きい。(どんなに昔仲が良くても、SNSをやっていなかったりすると、つながりが絶たれてしまう人もたくさんいる)
オンライン(匿名)のつながりは一番少ない。私はTwitterやnoteを細々とやっているけど、いわゆる影響力があるアカウントでは全くないし、最近はTwitterでの発信頻度も低い。ここのボリュームを大きくしたいという気持ちも今のところない。
とはいえ、リアル半径5メートル内だけでは、自分の関心が高いトピックについて共感したり語り合える人を探すことの難易度がとても高い。たまに実名インスタグラムに読んだ本や関心のあるトピックについて投稿してみても、残念ながら反応がほとんど無いのだ。(私の興味関心がやや一般的では無いからかもしれないけど)
つながりの価値とは、何か困ったことが起こった時や、成し遂げたいことがある時に、お互いに助け合ったり、サポートし合える関係性のことだ。自分の興味関心を深めていく上で、一緒に同じトピックについて考えたり、悩んだりする存在のことはとても大事だと感じているので、私はこうやって細々と日々考えていることを記録に残していくべきなんだと思う。