あれ？どうしてこうなった？いつも未来を見据え人生を選択してきたはずなのに。待っていたのはドン底だった。

　高い天井に大きな窓。流行りのオープンキッチンにリビング階段。綺麗なペンダントライトにムードのある間接照明、ランドリールームには乾太くんがあって、広いリビングにあるソファで紅茶を飲みながら、美味しいケーキを食べて一息つく。今頃はそんな暮らしが待っているはずだった。

　結論から言うと、私は現在、2歳と5歳の子を持つシングルマザーになっている。
つい数ヶ月前までは月に10万円のお小遣いをもらいながら専業主婦をしていて、夢のマイホームの打ち合わせをしていたのだ。
それが今月はどうだ。就職活動中、お小遣いからちょこちょこ貯めていたお金を切り崩して生活している。

　私が今一番感じていることは、まさにタイトルのとおり。危ない橋は渡らず安全な道を歩いてきたはずだったのに、なぜ私はシングルマザーになって困窮しているのか。どこで間違えたのか。ということだ。

　私の転落人生を振り返り、このドン底を明るく生きぬいていける価値観を身につけていくまでを記録していこうと思う。