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今年に入ってから一枚も写真を撮っていない

 タイトル通り、昨年末 DARK ARTS COFFEE に行ったときのヴィーガンマカロニグラタンの写真です。

 今年はいちども行けていなくて。久しぶりに note を書こうとして画像を選ぼうとカメラロールを開くと、最新の写真に夜桜が並んでいました。「あれ、わたし桜の写真撮ってる?」。よく見ると去年のイルミネーションの写真が並んでいただけでした。最近、夜に外出したことはありません。最近どころか、今年に入ってからは一度もしていないかも。


「小さくなっています」

 五回目のキイトルーダ投与後の診察。デスクの上のモニターがこちらに向けられ、CTの画像が映し出されている。まだ大きい塊に見えるけれど、四月に撮った画像と比べると一回り小さくなっていた。

「この白い部分が、がんですね」

 いま先生、さらりと「がん」って言ったな。

「薬が効いています。この黒い部分は小さくなっていかないのでね」

 黒い部分と言われた塊は十センチ以上はありそうで、新しく生まれた臓器のようにそこにあった。がんが消えても、この塊は消えない。右の腎臓が見えるようにまで小さくなった「がん」。確かに腎臓から細く伸びた先に丸い塊が繋がっている。

 あれを手術で切除するのだろうか。大き過ぎないだろうか。右の腎臓も一緒に摘出するのだろうか。白い部分がかなり減っていた喜びで、そのまま診察室を後にしたけれど、あとから次々と不安が頭を過った。どちらにしても怖くて自分からは手術のことを口にできない。六回目のキイトルーダ点滴とその一週間後の診察日が記載された予約表と処方箋を持って病院を出た。

aina『so rainy, she tells mo』afterword



 抗がん剤の副作用が強く、あまり外出できない日が続いていました。
 あれから(https://note.com/aina134/m/me62a1d1198d6)もう一度造影CT検査を受け、結果は順調でした。ただひどい副作用が続いていたので、先日から内服の抗がん剤が中止になりました。飲むのを止めてすぐに、いちばん困っていた症状は緩和したのですが、数日間発熱と頭痛が続きました。
 平熱で頭痛もしない今は、また好きなところへ出かけられるようになるかもしれないと胸を膨らませています。でも。体重が数キロ減り、顔もかなり変わったようでiPhoneが随分前から顔認証してくれません。人と会うことは楽しみでもあり、少しつらくもあります。

 今日は十三回目のキイトルーダ点滴治療を受けてきました。

 もう少し体調が安定したら、久しぶりに電車を乗り継いで、だいすきなカフェに行こうと思っています。