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IT業39年におよぶステージの幕がおりました。

イメージコンサルティングやキャリアコンサルティングの活動よりも
もっとずっと前から本業として継続してきた仕事が終わりを遂げた。

20歳の私に今を見せてあげたい。
ちょい老けのおばちゃんを
想像していたと思うから
欲張って生きている今の私を見て
びっくりするんじゃないかしら。
20歳の私ときたらこんな女子だった。
入社した大手IT会社は父が見つけてきた。
のほほ〜んとしてたからね。

面接用スーツは母が銀座のデパートで選んでくれた。
フェミニンなスカイブルーのツーピースだった。

ところがどうしたことか、22歳の時から急変した。

希望していたプログラム開発はできないね!と
上司に言われ、すぐに手書きの退職願いを出した。

せっかく時間ができたので
オーストラリアで1年間生活した。

帰国後、派遣会社に登録して
念願のシステム開発の仕事に就けた。
会社に寝泊まりしたほど、猛烈に忙しいプロジェクトもあった。
にもかかわらず、何度か急な派遣切りにあった。

登録した派遣会社が倒産し
派遣先と直接契約させてもらい個人事業主になった。

子供がいて残業できない人は困ると
突然契約が終了となった。

あるIT企業の正社員になったが
次男を未婚で出産しようとしたら
上司に仕事休むの?と言われた。
これをきっかけに、定年まで働いたCTCSという会社が
私を救ってくれた。

人を尊重してくれて
希望する役割をくれて
学習する時間をくれて
資格を取らせてくれて
アメリカのコンベンションに行かせてくれて

さらに退職後の個人ビジネスで
提供するサービスを社内で実施させてくれた。
ほんとうに感動した。
いい循環ができていたと感じる。

「自分から機会を見出し、会社が機会をくれる」

この双方向があったからお互いにハッピーだったのでは
ないだろうか。

最後にこんなギフトを頂いた。
関わったメンバーたちから
「上司という立場を超えて人として親身に相談に乗ってくれて
心を支えてくれた」
という言葉。

とても心に響いたからこそ、私が大切にしたいことであり
これからも、そうであろうと強く思う。

60歳で、ようやく本番のステージ。
自分のスタイルで、自分の得意で好きなコトを人のために使っていこう。

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