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ミュージカル『ファンレター』2024.9.21マチネ
ようやく会えた海宝セフンさん😊
一回入魂なので、皆様のレポや、3回行った娘からのレクチャー、パンフレット、韓国版の動画、時代背景など、予習たっぷりで、いざ🙂
以下、ネタバレあります⚠️
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いやぁ、海宝セフンさん、お見事👏👏細かな役作りで、身体の使い方や声、表情で、セフンさんの人となりが手に取るようにわかる👍常に少し丸まってる背中に、親から受けた威圧とか、居場所や自信の無さとか、人の良さとか、いろんなものが見えた🥺
作品自体が、演劇よりなので、海宝くんの絶品語り歌が本領発揮✨え?歌ってたのって、最後のご挨拶のとこだけじゃなかった?って言うくらい、歌と喋りが一体化👍
そして、感情の昂りと共に、滴り落ちる涙の美しいこと…そして悲しい😭
役者、海宝直人を堪能できたことが、嬉しく、冒頭から、海宝セフンさんに、感情移入しまくったために、セフンさんが喜べばこちらも嬉しく、セフンさんが驚けばこちらもオロオロ、セフンさんが苦しい時はこちらも眉間に皺、セフンさんが泣けばこちらも涙……といった具合に、心はセフンさんと共に😌
我が国の悪しき行いによって、母国語と表現の自由を奪われてしまった文人さんたちのお話と聞いて、もっと対日本への憤りや批判が前面に押し出されているのかと思いきや、そういう苦境を背景にして、自国の文学を守ろうとする信念の人々のお話でした📝
文章も音楽も演劇も絵も造形もあらゆる芸術は、いかなる時にも、人の心を救い、潤し、励ます存在であると思う📖🎹🎭🎨🗿
コロナ禍で、演劇は、不要不急と言われた時も思ったこと…🍀
セフンさんにとって"ヒカルというペンネーム"は、きっと作家として花開けるようにと、希望の光〜ひかり〜の意味だったのかな…と🤔
ヘジン先生にとって、"ヒカルという人物"は、自分の文章を深く理解し、愛し、受け止めてくれる大切なファン💌
セフンさんの書く繊細で優しさに溢れる文章から、勝手に"ヒカル"は女性だと思いこみ、いつしか恋心へと発展🥰さらには、結核で余命いくばくもない自分に、書く活力とインスピレーションを与えてくれる、必要不可欠な存在になってしまったんだろうなぁ😌
ヘジン先生は健ちゃん…こういうお役拝見するの初めてで、びっくり🫢生気なく、内に籠り、独特な感性をお持ちなんだろうと思わせる物書き然とした佇まい………で、気づいててくれたんだね🥹"ヒカル"はセフンだと🥲側にいて、あれこれと気を回してお世話をしてくれるその繊細な優しさが、"ヒカル"の書く文章の中に見て取れたんだと………感受性の豊かさゆえだねぇ🥲でも、ヘジン先生にとっては、もう、"ヒカル"が何者であっても、自分の頭の中で、鮮やかに動き出してしまっているから、それを失いたくなかった……だから、黙っていた……それも、わかる😔
そのヘジン先生が創り出した"ヒカル"は、晴香ちゃん😉こちらもお役ピッタリ💕 晴香ちゃんて、私の中で透明なイメージあって、なんていうか、生身の人間っぽくないっていうか……だから、今回の偶像的な"ヒカル"、すごく似合ってた👏👏👏ほっそりと繊細なシルエットも、セフンさんの繊細さとイメージが重なるし、セフンさんが喋ってる時、奥の方にひっそり立ってたりするのも実在しない感ありありで良き👍
癖強めなイ・ユンさんは、木内健人くん…難しいお役だよね🫢いい人なのか悪い人なのか、敵なのか味方なのか、真面目なのか不真面目なのか、掴みどころがない……こういう人、いる😓
1人だけ、ちょっと違う色が出てて、ピリッとした空気を纏って存在感あった👍
斎藤准一郎さんのイ・テジュンさん、常川藍里さんのキム、スナムさん、畑中竜也さんのキム・ファンテさん、それぞれに個性的で温かな文人さんで、バランス良き❣️
敬愛するヘジン先生に、作品を書けと背中を押されたセフンさん、遺稿集出版のご挨拶の時は、背中、ピンと伸びてたね☺️自信を持って、作家への道を歩き始めるんだね📖
この作品、所々、いろんなミュージカルを彷彿させられたんだけど、冒頭の「何かニュースは…って、皆で新聞広げて、コーヒー一杯」っていうところは、『エリザ』を、手紙のやりとりで相手が勝手にイメージを抱いてしまって誤解が生まれるのは、『ダディロング…』を、手紙の誤解を説明するタイミングを失って話がどんどん大きくなっていくところは、『ディア・エヴァン…』を、自分の手に鉛筆を突き刺すところは、『M!』を、ユンさんが両手を固く組み合わせて収監されていることを表現しているところや、上から物が落ちてくるところは、『スリルミー』を………といった具合😯この現象、私だけ?😅
かつて、我が国が犯した侵略の歴史を忘れてはならないし、今が、自戒を促す意味も含んだこういう作品を、上演できる国状であって良かった……🍀
重責を担うカンパニーの皆様、大千穐楽まで、どうぞご無事で💐