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世界は自らの心の鏡だと思う

Tomokiです.多くの人の悩みや自分自身の心境の変化を経て,世界の見え方は自分の心をよく映し出していると思うようになった.僕たちが観る世界は,僕たち自身の心の作り出した映像で,その根本は僕らの心の中にある情報がむしろ本質なように思えてきたので今日はそんな話.

心が濁っているときは世界も濁る

数年前に自分自身が見ていた景色は間違いなく今よりも彩度が薄かったように思う.当時僕は自分に自信をあまり持てないでいた.そしてそれが自分を能力の無さを突き付ける出来事ばかりを生み出していたように思う.実際の能力があるかないかに関わらず,自分が自分をそう値踏みしていたという心の投影が,そのまま世界を形作っていた.

冷静になって,自分と向き合って,認めることができた意味になってみれば,あの時に思っていたものは幻想だったことがよくわかるし,観えていた現実も”本当”ではなかった.当時恐怖していたことが今は何の怖さもない事象にしか思えなくなってきたのだ.

現実を歪めているのではなく,自分が世界を形作っている

それは単に自分の認知バイアスによる現実の誤った捉え方をしていただけなのだろうか.おそらくそれだけでは説明できない事もある.様々な相互作用によって,当時のあの世界では僕自身の能力の無さをあらゆる観点から裏付けて,否定のしようがないくらいの現実を創造してしまっていたからだ.今になっても,当時のあの状況に自分が一度陥ってしまえば,おそらく同じ思考にはまっていってしまうだろうと思う.自分の心の不信感が世界を歪めれば,あとは心はその疑念をより確信付けて深めていってしまう.そんな円環を形作っていたと思う.

そこから脱するのは現実を受け止めることではなかった.むしろ,現実を形作っている自己への認識を改めて,内なる世界への認識を改めて,自己否定を辞める事が先だったのだ.そのステップを踏んだ瞬間に外の世界は大きく変貌を遂げた.僕の中の世界モデルがそのまま世界に映し出されていたのだ.

世界を変えるにはまず自分から

世界や組織を変えようとするにはまず自分から,とよく言われる.しかし,それは世界や組織に自分を迎合させるということだったり,努力しろということを言い表してはいないのだと思う.

それは自分の世界モデルを書き換える行為が先だということだったんだ.僕らの内側にある世界情報をもとに僕らの目に映る世界は創造されている.その創造神は僕ら自身なのだ.だから,その世界は知らず知らずのうちに自分が作り出していることをまず自覚しなきゃいけない.そして,自らの内なる世界を書き換えて,自己認識を改めることで現実は着実に変貌を遂げる.自分を変えるということは外側に何かを求めたり,何かしらの承認をもらうわけではなく,ただ自分と向き合うという事に過ぎなかったのだと思う.世界はそういった円環の中で出来上がっているのだ.

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Tomoki Minote
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