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お稽古を通して届けたいもの|教室

2020.12.28(記)

今日が本当の仕事納め。年内最後の書道教室でした。

子どもたちと書道を通してダイナミックに戯れて、本当に楽しかった。途中休憩しながらも、2時間とか通しで書いちゃう。
それぞれにペースがあるから、自分で納得できる作品ができたらやめていいよ、短くても長くても私はそこに付き合うからと伝えて。
(今日はお楽しみ会もあったので、書道作品作ってそこから2時間以上プラ板づくりやってました。どんだけクリエイティブなの!)


| 教室では
身振り手振りからだで伝えます。子どもたちもからだで感じてます。言葉も静というより動の感覚。
子どもたち同士褒め合ったり、研究したりしてます。
グッと集中するので、好きに休憩してもらってます。
自分で決める機会を設けるための問い掛けを要所要所に入れています。

それから、やっぱり文字ってすごい。人となりが出るんです。書き方見ても、書いた文字見ても感じるんです、「その人」を。だから、自然とアプローチが変わってきます。


| 文字を書くこと
文字を、上手に美しく書けるといいなと思います。賞が取れることも大切な要素でしょう。でもね、私はこう、もっと大きく捉えてその先にあるものを渡したい。

例えばこんなこと。
1つ目は、書いてスッキリする感覚。これが一番大切かもしれない。純粋に自分の中にあるものを表現できれば気持ちが良いはずなんです。それをちゃんと感じられる時間にしたい。(面倒なことがあっても、表現の面白さを知ればやり遂げられるはず。お尻を叩くのではなく、そちら側から底上げできれば。)

2つ目は、自分の表現を慈しみ、楽しんで、大切にするということ。私は、そのための支えになります。だって、どんな表現も尊いのだから。そして、自分の表現を大切にされた経験を重ねることで、自己肯定や自信へと繋げ、臆することなく表現できる人になって欲しいと思っています。(実際に、ある子は文字が大きく太く堂々としたものになってきました。)


どんなツールでも、自分が納得できる表現ができたら気持ちがいい。その心地良さを知るからこそ、表現することが楽しくなるのです。

成長するにつれて、文字が崩れてしまうことはあるかもしれない。でも、表現することの心地良さ、その感覚は残ってゆくのではないでしょうか。そして、その芸術性は、感性を磨くことに通じるし、健やかな成長にも寄与する。

私はそう信じたい、信じている。

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