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エピソード#21 まるで災害救助の様なストレッチャーでの入退院搬送


 
まるで災害救助の様な、移動介助が必要な搬送がありました。ご自宅の前には車を停める事が出来ず、車を停めた場所から、ストレッチャーが、かろうじて通行可能な幅の、しかも急坂を100メートルほど、ストレッチャーで移動。途中には、元々階段だった場所を、坂道にしたかのような急坂が含まれます
ご自宅前まで移動すると、そこは坂の途中で門扉があり、門扉から、階段が7段ほどあります。ここでストレッチャーを完全に持ち上げて、階段7段を降ります。すると、飛び石がある庭で、引き続き玄関前までストレッチャーで移動。そこからは、事前に患者様の身体の下に敷いていた布担架で抱えて、ご自宅の中に入り、ベッドまで移動します。
 
前回、入院の際に対応した時は、この逆の手順で3人体制で行いました。その時は、天候は晴れでした。ですが、今回は、数日前から雨予報で、当日は予報通り雨になってしまいました。
 
雨から患者様を守る為に、色々と工夫し、また雨だと、途中の急坂で足元が滑りやすい事が想定されますので、慎重にかつ迅速に対応しました。
結果、無事にご自宅のベッドまで、安全にお送りする事が出来ましたが、自分たちも滑って転ぶかもしれないというリスクもありました。
患者様とご家族も安心されてましたが、私たちもホッとしました。


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