aimikumiのクワガタブリード日記(気まぐれ更新)-PART.2 ペアリング~産卵セットへ
夏ですね~、猛暑DEATHね~。あ~ヤダヤダ。
ペアリング
飼育専門書とか見てもそこまでペアリングについてたくさん書いてはいないんですね。とりあえず、マットを固めに詰めたコバエシャッターに、プロゼリーを二つ入れて、オスとメスが使っていた登り木をそれぞれ入れて、同居させて様子を一週間ほど見ることに。一週間目、様子を見てみるとメスがエサゼリー近くにいた!しかも、シャレにならないほどゼリーを食べていました。なんとプロゼリーを2つ、ほとんど空にしていました。すっごい食欲だ!なお、オスの方は木の下で眠りこけていました。元気でよろしい。コバエシャッターの土にトンネルを掘っていたため、念のために枝とゼリーを出して2週間から1月ほど様子を見ようと思います。いよいよ、次はオスとメスを取り出す前日に買っておいた植菌材を使用して産卵セットを組んでいきます!
産卵セット
クワガタの産卵は木の中に行われます。てことは木を買わないといけないわけですが、普通の産卵木は虫入っていたりカビたりでいい印象がなかったので、今回は植菌材なるものを購入。植菌材って何かって?つまりですね、
・普通の産卵木(シイタケ栽培で使った榾木というもの)に、クワガタの大好物のキノコの菌を回したもの
・値段が高ぇ
・滅菌をされていて雑虫の混入が少ない
・加水済み
・産卵量が増えやすい
っていうものなんですが、突然ですが皆さんは二つの肉を目の前に置かれて無料で食べられるとしたら?その肉が一個は安い肉、もう一個がA5ランク霜降り肉だったら?
…大体の人は霜降りに飛びつくでしょう。クワガタも同じこと。なので普通の産卵木とこの植菌材を置いたら大体植菌材へ行くみたいです。(例えが悪いような気もしないでもない)
ですので、2000円と痛い出費ですが買いました。さて、どうなるか。
ていうか菌の膜をはがして皮も剥かないといけないという。ですが手間がかなりかからない!ステキ!
ていうことで皮むきしてみましょう。カッターを手に、外で。
ていうことで袋を切り裂き、中とご対面。
…ここで一言。見た目キモッ!エイリアンみたい!
まぁ、それはいいとして、試しにどんな匂いがするのか、嗅いでみました。
…キノコくさっ
キノコ菌回してますからね。当然です、よく考えてみたら(笑)
とりあえず、百均の手袋と同じく百均のカッターを使いました。蚊取り線香が臭いのでどけて…
二重になっている袋を開ける。キノコ菌も生きてますから穴が開いてるんですね。袋に。
ていうか今回使ったカワラ茸菌を回した産卵木見て思い出しました、カワラ茸とかオオヒラタケとかヒラタケ菌使っているから…
食べられるんですね。理論的には。
え?食わないのかって?罰ゲームでも食べませんよ、もちろん。怖いじゃないですか、だって。
え~ということで、白く子実体(キノコのこと)が出てる部分をカッターの前に少し手で剥けるか実験をば。そしたら、
剥けました。みかんの皮みたいな音立てて。
で、硬い所とキノコの膜で木同士つながっているところはカッターでごりっと切る。意外と柔らかいんですね~。
でもって木の皮剥く作業、正直大変と思ってましたが…菌が皮を浮かしてくれてたのか、やはりミカンの皮剥くがごとくサクサク剥ける。
試しに皮が剥けた木の表面触ってみると…
スポンジみたいに柔らかいとこと硬いとこがある!
待って、品質的にいいのか、これ?
ま、いっか。
言い忘れてましたが事前にコバエシャッター(中)に、クヌギの未発酵マットを3㎝くらい、こぶしで硬く詰めたものを準備済みです。
で、それに例の植菌材をIN。
ウーン、結構余裕がある…。
その上から材が9割くらい埋まるまでマットを足すのですが、材とケースの間に隙間があると、カビが生えちゃうらしいですネ。
ってことで指で隙間なく詰めました!次に、メスの入れてた飼育ケースから木の枝や葉っぱを選び出して、プロゼリーを3つ入れて…最後にご本人様を入れて出来上がり!メスにはこのケースで一月ほど頑張ってもらうみたいです。しかも完全にメスに任せっきりという。う~ん、不安MAXだ。さて、どうなるか。
現在の様子
プロゼリーは1週間程度で腐るため交換ついでに表面とかを観察。問題なく生きているっぽい…?マットは穴だらけ、材はささくれ立ってたりめくれていたり。ずっと材の中で産んでいるのかマットの中で産んでいるのか、エサを一口も口にしていない。ペアリングの時大量に食べていたからか…?
これからどうなっていくのか、楽しみと不安が交錯する…