乳がん経験のノート 放射線治療
2017年7月
抗がん剤治療が終わり、
抗がん剤で受けたダメージから普通に戻るのに
最低1年半はかかると先生に言われました。
『無理せず、頑張って下さい。』と励まされ、
化学治療を卒業しました。
そして、1ヶ月ほど休憩!となりました。
その前に、乳腺外科へ戻り
主治医の先生と久々に会ってお話をしました。
『お久しぶりです!』と挨拶を交わすと
なんだかほっとしたのか涙が出てきました。
すると、先生もつられて泣いていました。笑
抗がん剤の副作用とか
今困ってることとか
髪の毛はいつ生えてくるんだとか
そんな話をしました。
『よく頑張ったね』と
治療の中で、時には家族にも気を遣ったりもするだろうし、いろいろあると思うけど、
『また何かあったら、何もなくても、なんかしゃべりたくなったら、いつでも来ていいよ』と言ってくれました。
子育てしながらの治療、母にお願いして急遽来て貰うことで変わった生活スタイル、夫と母の気を遣い合う感じ、、、
先生はいろいろ察してくれました。
その一言で
一気に肩の力が緩んで、心が温かくなりました。
2017年8月
CTを撮り、放射線を当てる部分をマジックペンでマーキングして、翌日から放射線治療開始。
ものすごく暑い真夏の日に、
まだ娘は夏休みだったので、一緒に連れて行きました。
着いたらすぐ着替えて待機、
呼ばれて、放射線をあてる部位を合わせて、
動かないようにして、照射します。
10分~15分で終わります。
平日は毎日通いました。
マジックで書かれた印が落ちないように生活しなきゃいけないので、汗で印が落ちないか、服を着る時も、お風呂に入る時も、いつも気にしていました。
8月の間は2週間、毎日娘を連れて行きました。
放射線治療科の先生方や看護師さん達が
子連れの私をとても優しく迎え入れてくれて、
娘に話しかけたり、折り紙で作った可愛い飾りをくれたり、
私治療を受けている間、ずっと一緒にお絵かきをして待っていてくれたり
いつも可愛がってくれて、心優しい方ばっかりで本当に助かりました。
皆さんが優しく接してくれたお陰で、娘も毎日嫌がることなく、一緒に行ってくれました。
9月に入り、朝娘を幼稚園まで送ってそのまま病院へ行き、3週間治療を受けました。
全部で25回
平日 月~金 5週間
放射線治療の最中は少し赤く、火照るような軽い日焼けのような感じで、そのほかの副作用はほぼなく、普通に生活していました。
治療の25回全部終わってからが副作用のピークでした。
終わったから1週間後に酷い日焼けになり、真っ赤に腫れて、Tシャツ1枚でも擦れるととても痛かったです。
そのあとは、皮がめくれて、酷い日焼けのような感じで、
治りかけにかゆみも出てきて、掻くと結構痛かったです。
常に熱を持っていて、保湿クリームをひたすら塗っていました。
治療後が一番お手入れが大変で、
気をつけることも沢山ありましたが、
精神的には、全然大したことがなかったので、
私の中では1番楽勝な治療でした。
今思い返しても、
優しい先生方と看護師さん達に恵まれていて、
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。