乳がん経験のノート ホルモン治療
2017年9月
ホルモン治療が始まりました。
リュープリン と タモキシフェン
リュープリン注射は、抗がん剤の時から、3か月に1回注射していました。
そして、放射線治療が終わった頃に、新しく6ヶ月に1回のリュープリンが出来て、金額も安くなっていたので、それ以降は6ヶ月に1回になりました。
タモキシフェンは、毎日1錠 朝食後、または毎日同じ時間に飲む。
リュープリン注射は、二の腕、お腹、お尻のどれかに注射します。
看護師さんに『どこが痛くないですか?』と聞いてみたら、
私は打ったことないので、わかりませんが、
『お腹に打ってる方が多いです。』と言われ、そりゃあそうだ!と
普通の人はこの注射打たないよねって笑ってしまいました。
でもお腹に注射したことがなかったので、
とりあえず1回目は二の腕に注射しようと思いました。
そして、2回目はお尻に、3回目はお腹にしてみました。
全部試してみたところ、やっぱりお腹が一番楽でした。
個人差もあるとは思いますが、私は、お尻の時が一番痛かった気がします。
動く度に痛みがあって、痛みを感じる時が一番長かったと思います。
腕は、打った方の腕を下にして寝ると痛いので、寝返りできる向きが限られていて、ちょっと寝づらかった気がします。
お腹は、うつ伏せで寝ることとズボンやスカートのウエスト部分が当たらなければ大丈夫だったので、
やっぱりお腹が一番ラクだったと思います。それからはずっとお腹に注射していました。
たくさん副作用がある中で私が体験した副作用は、
どちらも一番最初に出ているホットフラッシュです。
急にぐわーっと熱くなって、顔が真っ赤になり、汗をかく。
だいたい1、2時間に1回はありました。
少し動くと汗だくになり、冬でも汗がすごかったです。
夏は日焼けしてないのに、ゆでだこの様に真っ赤になって、周りがびっくりしていたのを覚えています。
汗をかいた後は、また普通に戻るので、冬は汗をかいたまま冷たい風に吹かれてブルブル震えたりしました。
そして毎日その繰り返しでした。
日中はまだいいのですが、夜寝ている時もホットフラッシュで汗だくになって、夜中に2,3回は起きます。
熟睡があまりできてないので、疲れがほとんど取れてない感じでした。
2019年6月
リュープリンを3年間打って、卒業しました。
リュープリンの効き目が終わる頃から約半年後に、
久しぶりに生理が来ました。
2019年10月
タモキシフェンは、毎日飲むのが辛くて
飲んでいくうちに、だんだんその日に飲んだかどうかがわからなくなり、どんどん翌日に、翌日にとずれていき、
気が付いたら、1週間に2回しか飲んでいないということになってしまい、薬はどんどん溜まっていきました。
もうこの調子で飲んでいても薬の効果もないんじゃないかと思うようになり、
この「毎日一錠飲む」というのが私には合わないんだなと思い、先生に相談しました。
一度は、先生もタモキシフェンをやめて、漢方にすることもできるけど、薬の量が増えるし、
できるならもう少し頑張ってみてと言われましたが、
やっぱり続きませんでした。
というより薬を飲むのが嫌になっていました。
その次の診察日に、先生にもう私は続けられませんと伝え、
先生も『それなら仕方ないですね』と言ってくれて、
タモキシフェンを2年間で辞めることにしました。
リュープリン注射は、3年間しっかり終えることができましたが、
タモキシフェンは、10年間治療の予定でしたが、2年間で断念しました。
でも治療中は、【なんで自分はガンになったのか】というところを、
癌になる前から仲良くさせて頂いているママコミュニティを作っているカウンセラーさんと一緒に
ずっと自分の心と向き合って来ました。
現実は、思考、そしてこころが深く関係していることを教わり
私はこの薬漬けの現状はもう嫌だ。
副作用と付き合っていくのももう嫌だ。
もう十分治療した。
自分の心と思考を見つめ直し続け
原因は自分の心の思い癖にあるんだ
自分の思い癖を直せば、目に見える現実は変わると気づきました。
すべて自分次第でどうにでもなる
何を見て、何を思い、何をするかによって現実は変わる。
だから
【 私はもう癌にならない。 】
癌になる思考をしない。
そう覚悟を決め
私は治療を辞めることを決断しました。