越えなければいけない壁

こんにちは。気づけば年末ですね。みなさんはいかがお過ごしでしょうか?一生懸命働かれている方も、大切な人とゆっくり過ごされている方も、どんな方にも、ほんの少しでも幸せが訪れていることを願います。

久しぶりの投稿となりました。noteを書いている時間は自分と、言葉と向き合える時間なので、やはり大切だと感じます。この時間がなければ、自分の軸を失ってしまいそうだ…

今回は自分の現状の整理と、これからどうしていくかについて書こうと思います。就活か院進か…その狭間で揺れまくっていた気持ち。もう揺れていないはずなのに、残っている大きな壁。実はこの3段落目?を書いている時点ではまだタイトルは決まっていません。今回はどんなタイトルになるのか…


あの決意から3か月

3か月前。当時サークル活動や旅行をして夏休み期間を過ごしていた自分はある決意をしました。以下、noteからの引用です。

「本当に研究したいテーマがあるのか」「就職と大学院での勉強、どちらがやりたいことなのか」の答えを半年~9か月ほどかけて本気で探そうと思います。答えが出なかったとしても、本気で答えを探し、もがくことに意味があると思うので、まずは本気で。就活も勉強もめいっぱいやります。少し会えなくなってしまう人もいるかもしれないけれど。会える時間を大切にしながら、自分だけの時間を増やしていこうと思います。今まで楽しいことに使っていた時間を、無理やり軌道を変えて他のことに使うのだから、辛いことも多いでしょう。でも、後悔しないように。その時間の使い方が、やっていることが本当に正しいのか迷いながら。迷いながら迷いながらも進むこと。これもまた、立派な青春なのではないかと思います。

大学生になって「一意専心」が難しくなったと感じる。それでも歩みを進めなければ

(全編はこちら↓です。興味を持っていただけた方は是非ご覧ください!)

3か月前の私は就職するか大学院に進学するかで非常に迷っている最中でした。正確には、大学院に行きたい気持ちが80%、就職が20%ほどだったのですが、自分に就職への未練がないかを確かめたかったので、大学の勉強を頑張りつつ就活も範囲を絞って全力で行うという形をとりました。

結論から申し上げますと、大学院に進学する決意を99%固めました。ここからは、「なぜ大学院を志望するのか」「就活はどうなったのか」「残りの1%の壁」についてお話します。


なぜ大学院?

東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻(SPH)

ここから少し詳しい話になります。私は現在東京大学医学部健康総合科学科(健総)に所属している大学3年生です。健総は広く人間の健康を扱っていて、人々の健康を通したウェルビーイング(幸福)の向上を目指す学科です。研究室は未定ですが、public health(公衆衛生学)を勉強・研究できる「保健社会学」教室に進みたいと考えています。

健康総合科学科の組織図
https://www.hn.m.u-tokyo.ac.jp/about/%e7%b5%84%e7%b9%94/


公衆衛生学といっても様々ですが、具体的には「労働者の健康」「健康教育」などに興味があります。
そして、そのようなことが勉強・研究できるのが東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻(School of Public Health: SPH)です。課程を修了したらMPH(Master of Public Health)が授与され、卒業後は行政機関や企業で保健医療行政・健康管理者や臨床疫学の専門家等の進路があります。最近私は自分が「人のことを考えるのが好きだ」ということに気づきました。おおざっぱですが、人と話しながらできる仕事をしたい。そしてできれば専門性をもって仕事をしたいという思いがあります。しかし、MPHは海外では高く評価されていますが、国内ではまだとても権威があるものとは言えません。企業の健康経営に関するコンサルティングのような仕事にも非常に興味があるのですが、日本ではまだそのような仕事口は多くありません。まだ調査不足ではありますが、大学院での研究、そしてその先の明確な目標がないという状態です(これでも3か月前よりはかなり進歩しましたが…)。しかし、大学院で学びたいという思いは強いです。せっかく東大に来ることができましたし、就職してから大学院に入ることは、大学院にストレートで入ってから就職することよりもはるかにハードルが高いと思います。なので、現状自分の気持ちのうち99%は大学院に進学したいと考えています。

就活は?

9月から12月まで、私は食品・飲料メーカー5社のインターンに申し込みました。結果はすべて落選。自分の興味のある企業の雰囲気を知りたいと思い、全力でエントリーシートを書きましたが、かなわず。大手企業ばかりだったので仕方ない感じはありますが、インターンに通らなかったら大学院に進学すると決めていたので、割り切って今は大学の授業や院試を見据えた統計の勉強を頑張っています。修士でも就活はできるので、そのときにもう一度しっかりやり直したいです。個人的には、サークルでビールをプロデュースしていたこともあり、ビール企業はかなり入りたかったです。仕切り直し。

1%の大きな壁

先ほどから「99%は心で決めている」と書いてきましたが、残りの1%は何なんだって話ですよね。伸ばしてすみません。これは「家族。特に親に理解してもらうこと」です。
自分の中では大学院に進むことに納得しています。進みたいという気持ちが強い。しかし、進学はもちろん自分だけの問題ではありません。今の自分に学費を払うだけのお金はないので、経済的支援も親から受けると思います(奨学金ももちろん探しますが…)。なので、それを納得してもらうだけの理由をしっかり説明しなければいけません。大学院に行って何を学び、どのような場所に就職するのか。
上記の話は考えてみれば当然ですが、自分には言い出しにくい背景があります。それは、親が「大学は4年で出て働く」ことが普通だと思っていることです。なので、限定的にしか就活をせず、遊んでいる時間もそこそこある自分に親は「就活を真面目にしていない」「働きたくないだけだ」という風に思われています。本当はそうではないのですが、今までちゃんと話し合えていません。
話さなければいけないとは前々から思っていました。けれど、不安のほうが勝ってしまいます。というのも、自分は今まで母親の意に反することをしてきたことがほとんどないからです。母子家庭で、ひとりで自分たちきょうだいを育ててくれたこと。それに本当に感謝しています。慶應での仮面浪人も、「コロナ禍で何もできないのがかわいそう」と受験勉強に打ち込みたい自分を応援してくれました。今回初めて母親の意に反しているようなことをしようとしています。

しかし、自分が本当にやりたいことを、想いを伝えればわかってもらえるかもしれません。あとは態度。どれだけ真剣に勉強しているかでしょうか。親に理解してもらってはじめて僕の大学院への道はしっかりと開かれると思います。言わずに自分でお金をためて…という選択肢もあるかもしれませんが、取るべき行動はそうではないと思います。まずはちゃんと話し合う。怖いけど、向き合わないと。

ということで、頑張ってきます。自分と違う考えをしていても、自分とは合わないなと思っても、向き合わなければいけない。それは家族だから。お世話になっているから。それが一つの誠意だと信じています。



最後まで読んでくださってありがとうございました。2023年、ほんとうにたくさんの方にお世話になりました。noteを読んでくださった方、ありがとうございました。みなさまよいお年をお迎えください。


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