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寝返りころん

生後4ヶ月を迎える頃から体をひねるような仕草をするようになった娘は、その数日後に寝返りができるようになった。

8月4日の朝歯磨きをしていたら、夫が「愛ちゃん!愛ちゃん!!!」となにやら大声で呼んでくるので何事かと駆けつけたら、娘がはじめて寝返りしたとのことだった。

こんなに早く寝返りができるようになるもは思いもよらず、びっくり仰天の出来事だった。

その日は結局、「仰向けで寝かせていたはずなのに、次に気がついた時にはうつ伏せで首を上げていた」という目撃のみだったので決定的瞬間を見ることはできなかった。その日の体をひねる仕草を見る限り、まだ成功はマグレのようだった。

しかし翌8月5日。忘れもしない午前11時台。娘は突如コツを掴んだようだった。突然連続で寝返りを成功させたのである。

そこからは一変した。

すっかり寝返りをマスターした娘は、新しい技が嬉しいのか、それとも新しい景色が嬉しいのか、一日中寝返りをするようになった。

とはいえまだ「寝返り返り」はできない身。

ころんと寝返って、甲羅から首を長くする亀のような姿勢で顔を高く上げてキョロキョロした後、体力がキツくなるのか苦しそうな声を出し始める。

首ぐいーん🐢

だから仰向けにゴロンと戻してあげるのだけど、問題はその頻度だ。娘が寝返りをマスターした日から、一日中仰向けに戻す作業に明け暮れることになった。

それだけでも私にとっては大変化なのに、それからの数日間で、娘はさらに驚きの変化を遂げ始めた。

まず第一に、ふと気がつくと仰向けで寝かせておいた場所から大きく離れた場所でうつ伏せになっているのである。

角度もなぜか90°くらい回転している。時には仰向けに戻っていることさえあった。

じっと見ていると仰向けのままバタバタしているだけなのに、洗濯物を干しにいっている時やスマホをするなど一瞬目を離すと「なんでそこにいるん!?」という場所にいる。

娘は寝かせている円形のベビーマットを脱出したいのか、ちょっと気を抜くと頭1つカーペットに落ちていることはしょっちゅうだ。壁側に寝かせたはずなんですが。

ベビーマットからの脱出を試みるようになった

どうも娘は、少しのずり這いとベビーマットの段差を補助とした寝返り返りができるようになったらしい。

すっかり油断も隙もない。

8月5日から今日までわずか10日弱、こうして毎日目に見える変化があるので驚きを隠せない。

ママは成長スピードについていけません

「ねんね期」だったこれまでは、正直家事などでほんの少し目を離していても危険はなかった。だから正直、育児も楽だった。

でも移動するとなったら話は別だ。

今はまだ稼働領域は小さいからたかが知れていると思うけれど、これから先はますます目が離せなくなるんだろう。

もう寝かせた状態で洗濯物を干すのは怖い。面倒だけど毎回バウンサーに乗ってもらう他あるまい。

寝る時まですっかりうつ伏せで寝るようになってしまって、仰向けに戻しても戻してもころんとうつ伏せ寝に戻ってしまう。

その戻りの速さたるや、転んでも起きるだるまのよう。この姿勢が寝やすいのかな?

仕方がないので、昼寝であれば毎回仰向けに戻すことはすっかり諦めた。

かわりにちゃんと鼻で息ができる顔の位置かを確認して、こまめに生存チェックして見守っています。

育児が新たなフェーズに入った感じ。

うつ伏せの時のお顔のフォルムも、オムツで盛られたぷっくりおしり姿も、これまでの仰向けねんねでは見る機会のなかった新しい尊さで、毎日かわいいが爆発してる。

ただ同時にヒヤヒヤも増え始めていたりする今日この頃。


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