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のびのびばplus12
2025年初の「のびのびばplus」は、1月11日実施。
前半は、ペットボトルや紐を楽しく使うワークを行いながらも、「前庭覚」「固有覚」の大切さを改めて確認し、さまざまな内側の感覚を意識していくことの重要性を見直す内容となりました。固定メンバーであるダンサーの「花沙」さんがナビゲートしてくれています。
後半は、私のナビゲートで、「発達障害当事者研究〜ゆっくりていねいにつながりたい〜(綾屋紗月+熊谷晋一郎 著 医学書院)」をからだで読んでいく、ということをスタートしました。著者の綾屋さんが自分の身体感覚を細かく言語化している内容を踏まえ、同じステップで、各自からだの声を聞いていくところからはじめ、その時々の体の状態を、できるだけ言語化することを行ったり、自分の体の外側や内側の温度を感じ、シェアしあうことだったり…。そうして、綾屋さんのからだのことを想う時、綾屋さんの全てを理解することは到底できないけれど、日々の生活の中で、とても疲れるだろうな、ということは実感として感じられるということで、参加者同士の意見が一致しました。日々の中で起こるからだの現象…たとえば書物の中で例に上がっていた「空腹」と「気温」を「感じる」が、こうも「大変」なのか…ということは、深く体に刻まれたような時間となりました。
「のびのびばplus」では、言葉では表現しにくいからだの現象を、他者とシェアしていくことで、明確にしていくようなところがあります。体育と哲学が混じったような内容といえるかもしれません。そんな時間に関心のある方、お待ちしております。(次回は大阪府豊中市内にて、2/22、13時より)