非喫煙者がvapeを吸い始めた話

こんにちは。非喫煙者の鯛です。最近vapeという電子タバコを始めた。周囲にvapeを吸ってる人もいないし、喫煙者ならともかく非喫煙者がvapeを始めるというのはネット上でもあまり見かけないので、私がvapeを購入するまでの経緯を残そうと思う。

きっかけ

私はもともとタバコを吸った経験がない。仲良い友人は、居酒屋で隣の客がタバコを吸ってたら「臭い」と言って嫌がる子ばかりなので、タバコを試す機会もなかった。ちなみに私自身は隣でタバコを吸われてもそれが好みの香りであれば気にしないタイプ。
そんな私がvapeを始めたのは、通っている英会話教室の女性の先生が個人インスタグラムにアップした"電子タバコを吸っている写真"がきっかけだった。
好きな女性がタバコを吸っていると知ったとき、ショックを受ける人も少なからずいると思う。私もその一人だった。好きな先生がタバコを吸っているのを見て、「えーー吸ってたのーー?」と少し凹んだ。
しかし、好奇心旺盛なので、彼女が吸っている電子タバコはなんなんだろうと調べ始めた。すぐにそれが持ち歩きシーシャ Air miniであるとわかった。これは使い捨てのvapeでニコチン・タールは一切含まれていない。知らない人から見ると煙を吸うものはすべてタバコと思われがちだが、それは実際はタバコではなかった。「今ではそういう商品も売ってるんだなあ」と感心しながらAir mini公式サイトでフレーバーを見ると、グレープやミントのような王道なフレーバーだけでなく、カフェオレやジャスミンなど少し珍しい種類もあり、そそられた。(個人的にはジャスミンを試してみたい)
ニコチン・タールが含まれておらず、フレーバーもいい匂いがしそうなものばかりで、正直欲しいと思った。Air miniは使い捨てなので1本1200円で購入できる。安い。1本試しに買ってみようと決意した。

CBDvapeとの出会い

Air miniは通販でも購入できるが、初めてなので直接現物を見て判断したかった。どこで売られているかというとタバコ店やバーなどである。しかし1本試したいだけの人が一人で突撃するにはハードルが高い。そのため、そういった類の物が売られていて私一人でも行ける場所ということで、ドンキ・ホーテへ向かった。
治安の悪そうな夜の梅田のドンキで、一人売り場を探してウロウロした。電子タバコ売り場はブランド物コーナーの近くにあった。想像していたよりも小さめの売り場で、ガラスケースの中に見たこともない電子タバコとグッズが展示されていた。しかし、そのコーナーを1周したが目当てのAir miniはなかった。やはり通販で購入するしかないかと肩を落とした一方で、探していたものではないものの、なんとなく興味を惹かれるものに出会った。それは使い捨てのCBDvapeであった。
CBDという成分については、以前百貨店の催し物コーナーでCBDオイル入りのスムージーを飲んだことがあり、すでに知っていた。ヘンプに含まれる害がない方の成分であり、医療にも使われる。実はロールオンタイプのCBDオイルを持っていて、仕事でしんどい時にそれを手首に塗り、香りをかいで精神的な辛さをやり過ごしていた。そのCBDはタバコのように吸えるということをドンキ・ホーテの売り場で初めて知った。探していたAir miniではないけれど同じ形をした使い捨てCBDvape(POCKETY)が1000円で売られていた。もちろんニコチン・タールは含まれておらず、しかも1000円なら失敗しても大きな損にはならないと思い購入することにした。

初めてのCBDvape

帰宅して早速ドンキ・ホーテでゲットした使い捨てCBDvapeを試してみた。生まれて初めての"タバコ体験"である。吸い方のコツを調べてその通りに吸った。むせることもなく「意外と簡単に吸えるんだな」というのが初めての感想だった。しかし、この使い捨てvapeはCBDの濃度が1%ということでCBDの効果はあまり感じられず、香りも無機質な感じだったのでイマイチであった。私はもっと甘くてデザートみたいな香りを吸いたかった。
そこでネットでCBDvapeをいろいろと調べることにした。Googleで普通に検索すると、ゴリゴリなvapeばかり検索にヒットするので、インスタグラムで#ベイプのタグで調べてみることにした。すると、おしゃれなCBDvapeが何個か見つかった。(インフルエンサーが案件として写真をアップしているものもたくさんあったが…) その中でも最もメジャーで公式の通販サイトがしっかりしているRichill(リッチル)に興味を持ち、公式のYouTubeの動画や口コミなどを見ることにした。いろいろと見た結果、CBDが10%と濃度が高めなこと、フレーバーも何種類かありどれも美味しいらしいことや安全性や品質についても力を入れていることなどを知った。アメリカではCBDvapeで死亡する事例もあったため(ヘンプのやばい方の成分が入っているケースがほとんどらしいが)、本当にvapeを吸ってよいか若干迷っていた。しかし調べて日本のメーカーであれば大丈夫だろうと判断し、デバイスとミルク金時のフレーバーのPODを購入することに決めた。購入した当時は合わせて1万円弱したが、好奇心には勝てなかった。

Richillを使用してみて

2,3日で注文した商品が届いて、早速その晩に吸ってみた。煙を吸って肺に少し溜めた後にゆっくりと吐き出すのだが、ミルク金時の甘い香りが上品でよかった。何回か吸うと、CBDの効果で少しずつふわふわしてチルしてる感じがした。その晩はとてもよく眠れた。
ストレス発散でお酒を飲んだ場合、眠りが浅くなり翌日の体調に影響が出るが、CBDvapeの場合、ストレス発散にもなってしかも熟睡できるし最高だと思った。

最終的に普通のvapeに行きつく

vapeを吸うことになれると、在宅勤務中に「何となく甘い香りを吸いたいなあ」と感じることが増えた。スタバでカフェラテを飲みながら仕事をするのに憧れるような感覚で、何かいい香りを吸いながら仕事をしたいと思うようになった。しかしCBDvapeは仕事の集中には全く向かない。なぜならば、リラックスしてしまうからだ。
「じゃあ、CBDが入ってない、ニコチン・タールも入っていない、好きな香りのvapeを吸えばいいじゃん」ということで、他のデバイスやフレーバーについて調べることにした。リッチルで販売されているフレーバーはすべてCBDが入っているため、他のメーカーのものを探す必要があった。しかも、リッチルのデバイスはPODという専用のリキッドが入ったものをデバイスに装着して使用する。同じデバイスに対応したPODは他メーカーから販売されておらず(実はないことはないのだがいろいろと面倒だった)、それならばリッチルとは別でデバイスを購入し、自分で好きフレーバーのリキッドをタンクに入れて吸えばいいと思った。
というわけで、再度ドンキ・ホーテの電子タバコ売り場へやってきた。前回来たときはvapeって何?という状態だったが、今ではリキッド式、POD式の違いも分かっている。とはいえ、いきなり8000円もするデバイスに手を出すのは気が引けたので(リッチルは簡単に買ったのに笑)、SMOOTH VIP X2という初心者向けの3000円もあれば購入できるスターターキットと、BI-SOという国産メーカーのバニラカスタードクリームのリキッド(900円くらい)を購入した。
そして今、この記事を書きながら、バニラカスタードクリームフレーバーの煙を楽しんでいる。煙の量が凄くてもくもくして楽しい。そしてフレーバーはとっても甘くて、寒くなってきたこの時期にぴったりだ。はじめは想像していたフレーバーと少し違った気もしたが、吸っているうちに美味しく感じられるようになった。
今後は他のいろいろなフレーバーも試してみたい。また、デバイスによっても味の出方が異なるそうなので、いずれはもっとハイクオリティなデバイスにも挑戦してみようと思う。

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