架空の演奏会場。こちらは私、山根明季子が同時代に書かれた曲について作曲者にお話を聞くことで曲を味わう場所です。明治期に急速に日本に広げられた西洋音楽だけど、21世紀の今、古典と比べて聴くことのできる機会が圧倒的に少ない同世代の作家、日本語や非西欧圏で活動する・・・ベートーヴェンじゃなくてもっと近いところにいる作家は何を書き、何を思考しているのかもっと知りたくて、言葉で共有することで味わえる場所が欲しいと思って作りました。特に書くにも音にするにも受け取るのにも物理的に大きな人力(数)と資本を要するにも関わらず社会構造上どんどん作っては流されていくように感じる管弦楽作品の作曲について。気が向いた時にマイペース上演。