![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/71450292/rectangle_large_type_2_a83d579322be70ba07c32742a8cf55d1.png?width=1200)
前の彼が忘れられないんです! ~恋から愛へ…その時悪魔のささやきが?!~
※10年以上前に書いたコラムです。スピリチュアリティを知るきっかけにしていただけたらと、カウンセリングで伺うお悩みに沿った内容をコラムで書きました。
是非、ご覧下さい!どうぞ~!
【二人が分かれた理由には嘘がいっぱい?!】
一生のうちにたった一人しか好きにならず、その人と結婚し、失恋を知らずに生涯を終えてゆくことはほとんどないと思います。
また、失恋を知らないで一生を過ごしてゆくことも、それもそれで何か味気ないものですよね。
失恋をした時は、本当に辛く悲しく、苦しくて、
「どうしてこうなってしまったのだろう?」
「何が原因だったのだろう?」
とその理由を幾度となく考えてしまうと思います。
しかし、実はその理由の中には「見落としてしまう事」があるのですが、中々それに気付けません。
さて、私たちは一体何を見落としているのでしょうか?
そして「心の悪魔」とは、その「見落としている事」に気が付かせまいと、こうささやき始めるのです。
「あなたの誠意が足りなかったから、彼(彼女)は愛想をつかしたのよ」
「彼(彼女)はもともと、あなたを愛していなかったんじゃないの?!」
「あなたの魅力がなかったから、もっといい女性(男性)に心変わりをしたのよ」
と、「もっともらしい理由」を挙げて、私たちを責め始めます。
私たちはその悪魔に責められ、
「いいや、私だってこれだけ努力した!」
「そんな事ない!彼(彼女)は私をこれだけ愛してくれていた!」
と、なんとか言い訳をし始めたくなってしまうのです。
さて、これは私たちが心の悪魔のささやきに乗り、もっと大事な
「本当の事」に気付かないようにしている、「心の悪魔との対話」です。
実は、この悪魔を宿しているのは、私たち自身なのです!
さて、私たちは一体何を「気が付きたくない」のでしょうか?
前の彼がどうしても忘れられなくて苦しんでしまうのは、この心の仕組みを持っているからなのです。
としますと、さっき悪魔がささやいていた、
「あなたの誠意が足りなかったから、彼は愛想をつかしたのよ」
「彼はもともと、あなたを愛していなかったんじゃないの?」
「あなたの魅力がなかったから、もっといい女性に心変わりをしたのよ」
は、二人がお別れした「本当の理由」ではなさそうなのです。
では、私たちが「本当は気が付きたくない事」とは一体なんなのでしょうか?
【私たちが隠した嘘?】
私たちは彼を忘れられない気持ちに苦しみ、その理由を求めているでしょう。
「自分の努力が足りなかった」
「相手の仕打ちがひど過ぎる!」
「浮気相手が悪い!」
と思い、苦しんでいるかしれません。
そうなると次第に自分だけではなく「相手を責めたい気持ち」になり、また「恨みたくなる」ような気持ちになってしまいます。
しかし、そうなってしまえばそれは「悪魔の思うツボ」です。
私たちを真理から遠ざけ、人を恨み、人を責めるよう仕立ててゆきます。
その心の悪魔と早く決別し、本当の事に目を止める勇気を持たなければ、その苦しみは深まるばかりなのです。
ではこれからその悪魔が隠している真実を知り、その悪魔を解放し、決別し、本当の幸せを掴む手掛かりを探ってゆきましょう!
では、厳しくもその本当の理由をお話してゆきますね。
それは、私たちの心は「1つの嘘」を隠しています。
その嘘がばれないように、自分を責め、人を責め、そしてかつて愛していた人を責めます。
さて、私たちが最初についた「1つの嘘」とは一体何だったのでしょうか?
それは・・・。
「打算」です。
心の奥に「打算の気持ち」があり、それを隠したい時、私たちの心の悪魔は力を持ちます。
打算とは、彼(彼女)の本質以外の部分(彼、彼女の収入や家柄、職業、ルックスなど)のことです。
また、自己卑下が強い場合は「自分を好きだと言ってくれた」「自分を求めてくれた」事でも、十分「打算」になるでしょう。
彼(彼女)が去ったのは、「二人の間に本当の愛が育たなかった」のですね。
ただ、それだけだったのです。
本当の愛を深めてゆくには、打算と言う「恋」の気持ちから、「本当の愛」を育んでゆかねばなりません。
【愛とは一体何か?】
~本質を知るときに失恋が訪れる
さて、「愛」とは誰かから与えてもらうのではなく、「自分の心の中から発生するもの」です。
そしてそれは「自分が自分を愛する事」からが始まりです。
そこからでしか、本当の愛は育ってゆきません。
例えば、彼(彼女)と付き合っていて、自分が犠牲を払ってしまったり、また逆に自分がどんどんわがままになってしまうなど、彼(彼女)と付き合う事で自分が自分を愛せなくなってゆくと、本当の愛は育ってゆきません。
本当の愛が育つとは…。
彼(彼女)と付き合うと、どんどん自分が好きになる・・・。
こういうことなのです。
お相手とお別れになったと言う事は、実はあなたに「自分を愛するレッスンが始まったよ」と言うサインが告げられたのです。
しかし、心の悪魔が「本当の愛に気が付かせまい」と、私たちがついた最初の嘘を隠し真理から遠ざけています。
自分じゃなかなか、打算でお相手と付き合い始めた事を認められないので、その悪魔のささやきに乗ってしまうのですね。
【失恋から知る本当の姿とは?】
さて、前の彼が忘れられなくて「苦しむ」のは、自分を愛するという「本当の愛に目覚める前」の状態なのです。
だから常に「自分は欠けている」と強く思っています。
そしてその欠乏を埋めてくれていたのが実は、彼(彼女)だったのです・・・。
これは厳しいんですけれども、彼(彼女)を「本当に愛していたわけではない」のですね。
だからその「欠乏感」に苦しんでしまうのです。
そして、誰もがみなこの欠乏感に一度は苦しんだり、これから苦しむことになるはずのものです。
【あなたは「あなた」のままでいい】
だからこそ、彼(彼女)とお別れした事は必然だったのです。
それが、私たちの「本当の幸せの始まり」だったのです。
何故なら、私たちは本当は常に満たされていて、欠けている事なんて何一つない方が「真実」だからです。
その真実を隠し、悪魔は人をコントロールします。
私たちが知るべき真実とは、私たちは決して欠けてないと言う事です。
私たちが私たちでいることが素晴らしくって、それに気づく時期がきたからすき間を埋めてくれていた彼(彼女)は、もう必要じゃなくなって、だから必然的に離れていったのです。それだけなのです。
その真実…。
私は私のままでいい!
私は、とっても素晴らしい!
うん、そうだ!それでいい!!
これに是非、目を向ける勇気を持っていきましょうね~!!
いいなと思ったら応援しよう!
![たつ乃 愛唯(たつのあい)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/29709285/profile_17c5069edc7a128d35aec8d0a498b227.jpg?width=600&crop=1:1,smart)