きつねのでんわボックス(小学校低学年男子に読み聞かせた本を紹介)No.208
きつねのでんわボックス
戸田和代(著) 金の星社
2020年度版公文の推薦図書一覧に掲載されていた一冊。
とても仲の良い母キツネと子ギツネ。
ところがある日、子ギツネは死んでしまいます。
子どもを亡くした母キツネは茫然自失な日々を過ごしますが、ある日、電話ボックスを見つけます。
その電話ボックスには小さな男の子が、毎日遠くの町に入院しているお母さんに電話をかけにきていました。
その男の子と自分の子とダブらせながら見守る母キツネのお話です。
大人は涙腺崩壊し、子供は「何が悲しいの?」となる一冊かもしれません。
読み聞かせする大人はきっと、亡くなった子ぎつねと自分の子をダブらせるだろうし、子供は電話をかけにくる男の子と自分をダブらせると思います。
子供の成長のための読み聞かせですが、時々こうやって親を泣かせに来る絵本があり、地雷の様だなと思う事があります(笑)。
親が泣いている姿を見せるのも、子供にとって学びなのかもしれませんね。
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