ジェインのもうふ(小学校低学年男子に読み聞かせた本を紹介)No.216
ジェインのもうふ
アーサー・ミラー(著) 偕成社
ジェインはピンクの毛布が大好き。
その毛布はジェインが赤ちゃんの頃から使っている、毛布。
赤ちゃんの頃はその毛布にくるまれながらミルクを飲み
お昼寝する時は常にその毛布を使う
遊んでいる時も手元に置いて離さない
手元から離れるとお母さんに毛布をせがみます。
いつも一緒、あると安心します。
ジェインは少しづつ大きくなります。
そのうち毛布がなくても平気な時間が増えます。
でもジェインにとってはとっても大切な毛布。
手元になくて不安を感じた時、お母さんに
「わたしのもーも(もうふ)はどこ?」と尋ねます。
ジェインは少しずつ大きくなります。
もっと毛布が無くても平気な時間が増えます。
でも、ジェインにとっては大切な毛布。
その毛布もだんだん古くなり…
子供が赤ちゃんの頃から使っている物で
今も気に入って離さない物ってありますよね。
我が子もあります。
一つは無印良品の座布団。
もう一つは私のユニクロの、フリースパジャマ。
座布団はよだれや吐いたりして、何度も買い替えていますが、同じシリーズをずっと買っています。
パジャマに至っては、私が早く起きる時に「パジャマちょうだい」と着ていたパジャマを要求される事があるほど…
きっと安心するのでしょうね。
とは言え、母は冬の寒い日にパジャマを脱ぐことになるので、寒さで目が覚めてしまうのですけど(笑)、
それがあると心休まるというのは、大事な事かもしれません。
大人になると、何か愛着のある「物」で心を落ち着かせることなんて
出来なくなったり難しかったり。
その「物」から離れても気持ちの整理がつけられるようになるのが
成長なのかもしれませんね。