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かあちゃん取扱説明書(小学校中学年男子に読みきかせた本を紹介)No.28

かあちゃん取扱説明書
いとうみく(著)
童心社

お母さんの取扱説明書、と聞くとドキッとしてしまいますが、
何をしても、お母さんにガミガミ怒られているような
気がしている主人公が、
お母さんをよく観察して行くことで、
お母さんの気持ちもちょっとわかった(気になる)お話です。

この本は、お父さんと一緒に読んでほしい。
そしてお父さんと一緒に、お母さんの取説を作って欲しい
(お母さんの喜ぶポイントが、どれだけ家族の事を想っているかがわかる)
そう思う一冊です。

100ページを超えてくる本が、小学校3~4年生になると
学校の課題図書になったりします。
この本も100ページを超えるため、
子供が一人で読むには、ちょっとボリュームが
多いかなと感じました。
とはいえ、話自体はとてもテンポよく面白いので
読み始めたらどんどん読めるかもしれないです。

自分の子供がどんな子か、
どうすれば子が喜ぶのか、何が好きか、など
心の中に子供の取扱説明書を作っている親御さんも
多いと思います。
親も子も、お互いに取説を作っておくほうが
上手く生きていけるのかもしれませんね。


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