2022年秋、「日本バスケ界が1人でも多くの人間に愛されることが叶う」ための方法論の私見(その3)。【バスケ】【Bリーグ】【NBA】【エッセイ】
前記事エントリーのリンク添付
まず、前回の記事、(その2)をリンク添付させて頂きます。
では、執筆を進めます。
ウインターカップ(高校バスケ)の準決勝・決勝を「NHKBS1での完全生中継」にする、「バスケの裾野を拡げる」には、ある種これが最も最善策だと強く考えます。
(その1)の末文にて、自分は下記のように綴らせて頂きました。
(「2017年大会」からの「ウインターカップ」の正式名称。河村はこの名称になってからの活躍選手であり、「ウインターカップ」の知名度上昇の大きな一助にもなった。)
(「2016年大会」までの「ウインターカップ」の正式名称。男子の田臥、竹内兄弟、比江島、女子の藤吉、渡嘉敷、町田は、この名称のときでの活躍選手です。)
「ウインターカップ」。野球でいう「夏の選手権大会」に相当する大会、つまり「高校バスケ界での最大かつ最後の大会」です。例年、「12月下旬の集中開催、東京体育館が会場」が定番で、いまでは「年末の風物詩」としてすっかり定着しています。
数年に1回、「ウインターカップ」では「鮮烈な輝き」を放つスター選手が出現します。
で、2013年大会~2017年大会では「男子決勝、女子決勝はBSフジでの生中継」、2018年大会からは「男子決勝はテレビ朝日地上波、女子決勝はBS朝日での生中継」が基本型になっています。
民法とはいえ地上波で放送されたので、2019年大会の「福岡第一vs福岡大大濠」の決勝での激闘は、多くの人間の心に刻まれている、そして河村勇輝は「時の人」「スター選手」になった感があります。
「Bリーグ公式」及び「バスケットLIVE」のYouTubeでの「ハイライト動画」や「プレー集」で、河村関係の動画は、他の動画に比して「再生回数が特に多い」傾向ですけど、これは恐らく「ウインターカップでの活躍の記憶」が少なからず影響しているのでは?と自分は思っているのです。
(その1)の末文で、自分は、
「高校野球の『NHK地上波による完全生中継』が、「日本社会において『野球が文化になっている』大きな一助になっている。」
と述べました。
年末という開催時期の関係上、「NHK地上波での完全生中継」というのは、正直あまり現実的とはいえないかもです(尤も「男子・女子の決勝をNHKEテレでの完全生中継」は、一つの方法として検討に値すると自分は感じますけど)。
(その1)でも述べましたけど、「NHKでの完全生中継」の長所って、
「たとえ住んでいるのがどの地域であろうとも、ひとしく視聴の機会がある。」
これがどれほどの絶大な影響力か、ということです。そう考えると、一人の人間、一人のバスケファンとして強く願うことは、
このことを、「声を大にして」強く伝えたいのです。
ここまで綴らせて頂いたことをまとめると、下記の感じになります。
あくまでも、一つの考え方ですけど、自分は、「バスケの裾野を拡げる」には、「『NHK』『地元テレビ』による生中継試合を積極的に充てるようにする」ことがとても重要であると強く考えるのです。
バスケットボールの特徴は「野球のオフシーズンでの開催」「室内スポーツだから天候関係なし」、これを最大級に活かして欲しい!
で、いまリンク添付させて頂いたツイートの「引用ツイート」、実に「77」も寄せられていて、しかもその内容がとても多様で、その上示唆に富んでいる感じですけど、その中でも自分が特に「強い説得力がある」と感じる引用ツイートがあります。
そうです、いまアンダーラインで示させて頂いた、「プロ野球ファンをターゲットにする」というか、
「バスケのシーズンが、基本的には『プロ野球(NPB)のオフシーズンの期間での開催である』ことを最大級に積極的に活用する。」
これがとても大切であると、自分は感じるのです。
よくも悪くも、この日本社会は「野球の社会」であるのです。
個人的には、「野球を日本の正式な『国技』にします」とはっきりと示した方が、よりわかりやすいのでは?と真顔で感じていますし。
ですけど、バスケットボールの特徴の一つとして
「野球のオフシーズンに、基本的に開催されている。」
そう、これって「野球ファンを受け皿にできる」大きなメリットがあるように、自分は思うのです。
(その1)で、「『野球のオフシーズン』では、『報道1930』『プライムニュース』が、我が家ではとても重宝する存在である。」と述べました。
確かに、「報道1930」「プライムニュース」は、「教養ツール」「社会を知る・学ぶツール」として「とてもプラスといえる存在」です。特に「報道1930」は、時間的にも「ニュース7の終了直後に開始、それでいて21時台の番組とも重ならない」という「すき間時間の活用」の役割にもなってます。
まさしく、とても有難い存在ですけど、でもこれは、
「『野球のオフシーズン』は、想像以上に長く感じる。」
(「11月~3月」の「およそ5か月間」だけど、感覚的には「1年以上」に感じるほどです。)
ことの現れともいえるのです。
ですけど、こうしてバスケットボールに魅了されて、いまでは
「『野球』と『バスケットボール』で1年間のサイクルを回せる『プラスの循環』が生まれている。」
これが、正直な感覚としてあるのです。
で、バスケットボールは、「野球のオフシーズンでの開催」であることもですけど、他にもいくつもの特徴があります。
「いま挙げたこれらの特徴を、最大級に活かして欲しい。」
このことが、一人の人間・一人のバスケファンとしての強い願いです。
「バスケットLIVE」と「NBA Rakuten」を、親会社の垣根を越えて「バスケ愛好共同体」のような感じで、統一的なプラットフォーム創設の感じにできればより望ましいと考えます。
話を進める資料として、(その1)でのプロローグで示させて頂いたリンク添付を、改めてさせて頂きます。
バスケファンならば恐らく御存じかなですけど、
現行では、上述のシステムになっています。
これをもう少し、踏み込みましょう。
現在、NBAは「楽天による独占放映権」になっています。
それ故に、かつては「NHKBS1による録画中継(NBAオールスター、NBAファイナルは生中継)」がありません。
いまの「楽天による独占放映権」について、自分の正直な解釈は、下記の感じを抱いてます。
確かに、今回の「NBA Japan Games」。
楽天のマーケティング技術だからこそ、実現できた。これは恐らくそうでしょう。
正直、現行の「楽天による独占放映権」は、「バスケの裾野を拡げる意味で、むしろマイナスになっている」感じを自分は抱いています。
正直、「NBAオールスター」「NBAファイナル」は、「NHKBS1での生中継」を復活させて欲しい、それが一バスケファンとしての正直な本音です。
ですけど、それに必ずしも拘らなくても、工夫次第で「バスケの裾野を拡げる」「『NBAファン』と『Bリーグファン』をつなげる、どちらもより楽しめるようにする」ことはできるのでは、と考えるのです。
はっきり述べましょう。確かに、「バスケットLIVE」の親会社は「ソフトバンク」、「NBA Rakuten」の親会社は「楽天」、つまり親会社が「同じ業界だけど、異なる親会社」という「歪な状況」です。
でも、この期に及んで、「メンツ」云々を言ってる場合ですか?と。「バスケの魅力を1人でも多くの人間に知って欲しい」という思いでは同じであるはずでしょう?と。
では、「より望ましい方法案」について、自分なりに下記で綴らせて頂きます。
そう、「バスケをより広く楽しめる仕組みづくり」、これが「バスケの裾野を拡げる」ために、最も大切なことでは?と強く考えるのです。
あっ、「バスケットボールって、とても楽しいな」と感じられること。それを通して、一人でも多くの子ども・若い世代が、「何らかの形であれ、バスケットボールに携わりたい」という想いを抱くようになれば、それが最も望ましいことであるように、自分は考えるのです。
いまリンク添付させて頂いたのは、「NBA Rakuten」のYouTubeの、「NBA Legend Story」の「再生リスト」です(現時点で「全45本」)。
で、「NBA Legend Story」の中でも、自分が特に大好きでよく視聴させて頂いてるのが、「アレン・アイバーソン」(元シクサーズなど。シクサーズの球団史では恐らくno.1の選手ではと自分は思ってます)です。
この「NBA Legend Story」、言葉通り、NBAの歴史を作り上げてきた名選手が登場していますけど、これを見ると、「だからバスケットボールは、だからNBAは素晴らしい!」、そう強く感じるほどにとても魅力的です。
そう考えると、一人のバスケファンとして、「声を大にして強く願うこと」があります。
いまリンク添付させて頂きましたけど、特に昨季(2022年)のCSでの、比江島の「ほぼ1人で優勝に導いた活躍」(勿論、鵤、スコットなどの貢献度も大きいけど、特に攻撃面では比江島は「キャリア最高のパフォーマンス」であったといえるのではと)は、「比江島の伝記」としては「絶対に不可欠の要素」といえます。一バスケファンとしては、レジー・ミラー(元ペイサーズ)の「8.9秒間で8得点」と同等以上の輝きである、特に「CSラストの3試合での活躍」は、それほどに伝説的でしたから。
(←ちなみに、比江島の昨季のCSでの活躍については、いまリンク添付させて頂いた「6月3日のnote記事」を参照されたしです。)
以上、想像以上に長くなってしまいましたし、それでいて言及したかったことはこれでも実はできてないこともありますけど、およその内容としては「どうしても伝えたいことは、ほとんど伝えられたかな」の感じです。
いずれにせよ、「バスケットボールの裾野を拡げるためには、『きっかけ』が必要だし、ウインターカップの準決勝・決勝は『NHKBS1での完全生中継にする』、そういったことから始めて欲しい!」ということが伝わると、とても嬉しいです。
【バスケットボール#17C】【エッセイ#7C】