【第7回】ルクソール神殿で客引きと警官がグルで人気のないところに連れ込まれた話
エジプトでのヤバいスポット、ピラミッド、ハトホル神殿、王家の谷。これらを回るついでに、ルクソール神殿にも行ってきました。
エジプトの客引きはとってもうざいのですが、結構客引きの声のかけ方がおもしろかったりする。
世界的に、今は日本人の観光客よりも中国人、インド人が多いので、そっち向けの声掛けになってきている印象で、この前バリに行った時も、ガイドのおじちゃんに日本人は20年前が全盛期だったね~と言われてしまった。
エジプトもおそらく日本人は20年前が全盛期だったと思うその片鱗が残っていて面白い。
「バザールでござーる」
「みるだけ、タダ」
日本語で言われるとつい、見ちゃいますが、見たらすぐさま寄ってきて、何百メートルもついてくるから結構やばいです。
ルクソール神殿はルクソールにある大きな神殿で、東京ドーム13個分の広さみたいです。
建物もめちゃくちゃ高くて、圧巻です。
エジプトほんと恐るべし。巨大な神殿にまたも壁画がすごいのです。
このころは、もうこの古代エジプトの壁画たちにもお腹いっぱいで、今まで見た壁画と比べても、フーンとあまり驚かなくなっていました。
一番すごかったのは、ラムセス5世のお墓の壁画、こちらはまた今度紹介しようと思います。
観光客も多いのですが、ずっと奥までとにかく向かいました。
この神殿も、何代かの王様が使っていたらしくって、代替わりしたときに前の王様との仲がわるかったとかで、その像は全部消されていたりするのもまた見ていて面白かったです。
神として称されているものたち、顔が人間ではないのですが、これらは宇宙人を示しているのではないかと勝手に盛り上がっています。
昔は宇宙人がいて、反重力を使っていたっていうのを、裏付ける写真もあります!ほら!浮いてる!!
完ぺきに浮いてますでしょ!
こちらは、カレンダーだったかな。世界最古まではいかないとは思いますが、カレンダーのはじまりみたいなやつでした。
そんなこんなで
壁画を楽しみながら一番神殿の奥についてしまいました。
ここまでくると人気がなくて、砂漠の中という感じだったのですが、そこらへんからひょっこり、アラブ人のおっちゃんが現れました。
「ここから向こうの方に、人が入っちゃいけないけど写真がいろいろ撮れるところがあるよ、連れて行ってやるよ」
と、連れて行こうとします。
ちょうど神殿の端っこに配属されているであろう警察官がいて、大丈夫だ一緒に行こうみたいな感じで、警察官が一緒についてきたので、ロープで区切られているエリアの中に、そのおっちゃんと、警察官と一緒に入っていきました。
ここにきて、周り一帯大声をだしても、人っ子一人聞こえない気がするぐらい人気がいないです。今思うとめっちゃこわーい。
警察官は、エジプトではめちゃくちゃ恐れられていて、客引きの人たちが警察官の近くになると逃げていくほどなんですが、今回このおっちゃんと、警察官がこそこそとアラビア語で話していたそうです。私たちに説明しているときは英語。
「こいつら全然笑わねーな」
同行してた子が、アラビア語もわかるので、
「私アラビア語もわかるから気をつけなっ」と、その子がめっちゃにらみを利かせてくれていたみたいで、なんとか無事返帰してくれました。
なんかもう超怖かったんで、こちらから多めにチップを渡して、人がいるところにさっさか戻りました。
エジプト怖えーーー。