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ドゥシャンベ日記④〜I❤️タジキスタン🇹🇯最終回〜

ドゥシャンベ世界ジュニア柔道大会の成功

DUSHANBE WORLD CHAMPIONSHIPS JUNIORS 2024

この世界大会はタジキスタン・ドゥシャンベの誇りであり、自信となった大会であったと思う。

タジキスタン国民の、チームのへの応援は日本とはまるで違う。会場が一帯となり、お祭りのような盛り上がりとなる。

応援団は太鼓をたたき、チアリーダーが声を張り上げて観客ををまとめる。敵味方なく、マナー良く、勝者をたたえ尊重する。

また、会場設営、警備体制、試合進行などは相当に準備されていた。何より会場のライトアップの美しさにため息が出た。


日本柔道のレベルの高さは疑いがなかった。

柔道は「礼にはじまり、礼におわる」と言う。試合で、相手や畳に対して敬意を払う。日本選手の礼の姿はとても美しいと思った。

日本は男女の個人戦で6つの金メダル、男女混合の団体戦でも金メダルという誇らしい結果だった。


試合前の礼

息子はありがたいことに、66kg級で金メダルをいただいた。力はまだ足りなかったけど、神様がポケットに入れてくれたようだ。

相手の選手は素晴らしかった。だからこのメダルは息子にとって、積み上げてきたことへの自信、恥じぬようにこれから精進していくためのお守りだと思う。


IJFホームページより


私はと言えば、ベンチで隣になった男性におめでとうの意味でパンをもらった。これ好きなんだ、と言って硬くて大きくて丸いパンを一つ、私のカバンにねじこんだ。

そのパンは、しばらくしまったままだっま。日本で包みを開くと、オーノー!カビていた‥おじいさんの顔が浮かんだが仕方ない。ただ思い出は今もカビずにポケットにある。


おじいさんにもらった大きなパンで、カバンが膨らんでいる


旅を終えて、今回の旅のきっかけを作ってくれた息子に、背中を押してくれた家族には本当に感謝している。


そして、いつも支えて応援してくださる全ての方々、素晴らしい大会の開催に尽力下さった方々、そして世界を身近にしてくれた柔道と選手たちに、心からの敬意を表したい。 

最後に、これを読んでくれている人がいたら、本当に嬉しいです。ありがとうございます。


胴上げの日本選手団と、脇にたたずむ謎のキャラクター‥
ヤギかな?


(おわり)


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