【28週3日】動きすぎ

動ける妊婦

めちゃくちゃ仕事に追われて全然noteを書いていなかった。
北海道から友人Nちゃんとその息子がやってきたり、先輩のパパママたちにオンオフ問わず会ったりしていたのだが、みんなから「よく動けるね」「よくしゃがめるね」「よく走れるね」等々、私の動きに対するコメントをいただいた。

私は初産だし、基準がまったくわからないから、「そうなのかしら」くらいに思っていたが、フィジカルの動きでなくとも、カレンダーを見返すとここ数週間は取材と締め切り、企画の提出などがぎっしり。
たしかに妊婦にしては動いているのかもしれない。

怪しく蠢くバボ

そして、ここ3、4日はバボもとにかくよく動いていた。
右脇腹にドカドカ蹴りを入れたかと思えば左骨盤付近でボコボコ動いてみたり、しゃっくりをしまくったり、(これは以前からだが)インタビュー中に「ウンウンウンウン!!!!!!」といったように人の声に反応してみたり、とにかく落ち着きがない。
元気なのはいいことだ。だけど、なーんかいつもと動きが違ったため、夫にも「なんかバボの動き…..怪しい…..」と共有していた。

不安な内診

さて、そんな日が続き、今日は健診だった。
お医者さんの「赤ちゃん元気に動いてる?」の質問の「動い」くらいのタイミングで、「すんごい動いてます」と答えた。

また、腹痛がないか聞かれたので、そういえば一昨日くらいにスーパーに行った時にお腹が張ってチクチクしたなと思い報告。
「じゃあ切迫早産になってないか確認したいから、今日は内診からするね」と言われて内診台へ。

内診が始まるやいなや、お医者さんから「あ、逆子だ」と言われる。
え、逆子ってまずいって聞くけど大丈夫なのか?
「飯嶋さん、2週間後の健診までに逆子を直そう。今日は逆子を直す体操も教えるからね!」

お医者さんの頭のなかでは、だるま落としのように「切迫早産」が「逆子」にスコーンと抜かれてしまっていたようだった。
というか逆子って体操で直るんだ。逆子について私は何も知らない。

「あ、あの、切迫早産のほうは…?」と恐る恐る聞くと、
「あ、切迫早産はなってないから逆子をどうにかしようね!」
やはり問題は逆子のようだった。

動きすぎ

次は超音波なので待合室から夫を呼ぶ。
お医者さんが検査の準備をしている間に夫に「逆子なんだって」と報告。
夫も「あ、そうなんだ。直るの?」と何も知らない様子。

不安になりお医者さんに「私の姿勢や生活が悪いから逆子になるんですか?」と聞くと、
「や、赤ちゃんがすっごく動いてるだけ。今逆子でもまだ大丈夫だよ」と教えてくれた。

「でも、32週をすぎてくると身体が大きくなってお腹のなかで動けなくなってくるから、そこまでに直らなかったら帝王切開になるかも」とも言われ、「帝王切開は嫌だ…..帝王切開は嫌だ….」とスリザリンに入寮したくないハリー・ポッターのように頭の中で唱えた。
超音波検査で異常のないことを確認し、私は別室で逆子改善体操の講習。それを待つ間に夫がLINEをくれていた。

待合室に戻ってすぐに自分で調べたらしい。
こう言ってくれる夫がいることで、不安だった気持ちがすぐに軽くなった。「バボ、やっぱ動き変だったんだね」「こいつマジで落ち着きがないな」などと夫と話しながら帰路につく。
元気に動き回るこいつを楽しみながら、2週間後までに逆子を直してやるぜ。

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