ここ半年を経て
9月が終わる。
今朝外に出ると薄手の長袖を着ているこどもがいた。だいぶ秋めいてきたなと思う。そんな中を息子と一緒に登校班に合流するために歩いていく。
6歳の息子が小学校に入学して約半年。この間にひとつだけ明らかに変わったことがある。
「学校に行きたくない」と言わなくなったことだ。
4月・5月・6月と、朝は「学校に行きたくない!」と泣く息子との攻防が続いた。
毎日なだめすかして、会社に行く前から疲れる日々だった。ところが、今ではそんなことを全然言わなくなった。
「もう学校イヤじゃないよ」
この言葉を聞いた時は、「本当に良かった」とめちゃくちゃホッとした。
代わりに、ここ最近はやんちゃになってきたと思う。帰る途中に知らない家をピンポンダッシュして児童クラブから怒られたり、口の悪さを指摘されたり。
こどもは、良いことも悪いこともスポンジのように吸い込んでいく。見ててあんまりなものは、やっぱり正さないといけない。これは親の役目だ。もちろん、悪いことをしたら叱った。
ただ、ここ半年を見ていて感じたこともある。
やらかした悪いことも含めて、誰も友達がいない中で生き抜くための息子なりの処世術だったのかもな、と。
誰かに合わせてノリでやったりとか、周りの真似をしたりだとか。自分を振り返ってみても、そういうことがあった気もする。
こどもの世界も大変だよなぁ?
言葉には出さないが、ランドセルを背負い前を歩く息子の背中に問いかける。良いこと、悪いことを重ねながら少しずつ大きくなっていく息子。
ちゃんと見守って、これからも一緒に歩いていきたい。
(note更新285日目)