体調を崩さない仕組み(前編)
\ワーママは『調整力』を磨きなさい。/
働き方コンサルタント、保育園園長の坂東愛子です。
ママの日常は、やりたいこととやらなきゃいけないこと、突発的なことやアクシデント対応…常にさまざまなことが沸き起こります。
ここではそれをうまく調整していく方法「ママの調整力」についてをお話していますが、一番ママのスケジュールに影響を与えるもの、それは「体調」なんです。
物事の中でも一番コントロールできるのが「体調」
世の中のママの特に、子どもが0,1,2,歳の頃は母子ともに体調を崩しやすいですよね。
体調を崩す=アクシデントと思っていて、体調管理に注力していない方が結構多いんですが、実は物事の中でも一番コント―ロールできるものが「体調」なんです。
みなさん仕組みを知らないだけで、なぜ体調を崩すのかという仕組みを知っていれば予防ができます。
活動的に動いている方ほど、健康にはとても気をつかっています。なぜならダウンしたときのリカバリーの大変さを知っているから。その大変さは生半可な調整ではないわけですが、それを未然に、ある程度最小限に抑えるというのは実は調整力の要なんです。
なぜ、体調を崩すのか
人間というのは神秘な生き物で、マイナスな感情になったときに体調を崩すんです。
これにはちゃんと科学的な理由があって、自律神経が乱れるからなんです。
自律神経は免疫の要なので、(自律神経の乱れによって)あっという間に体調って崩れてしまうんです。
よく聞く「ストレスが少ない人ほど風邪をひかない」はまさにこれ。
みなさんにやっていただきたいのは、人の体について知るということと、自分の体の癖を知ること。
クセというのは2種類あって、気持ち(心)の癖と体の癖。
これは大人もですが、子どもも同じ。
自分の癖を知っていると体調を崩すきっかけを知り、未然に防げたり、崩し始めの時気づけるのですぐに回復への対処ができる。
体調というのは心と体がすごく密着しているので、まずは気持ちの癖を知ってもらえたらと思います。
「ママ」は体調を崩しやすい
実はママは体調を崩しやすいということはご存知ですか?
何故かというと、いつもストレスが溜まっているからなんです。
気合いで乗り切ることもありますが(笑)体調を崩しやすい生き物。
ママの場合はドドンと大きな病気になるというよりは慢性的な不調(ずっとだるいとか)が続き、踏ん張れなくなったときに寝込んでしまうというケースが多い。
また、イレギュラーなことが起こるとママはダウンしやすいです。
新しいことに挑戦するときとか、子どものことで大きな変化があったときとか、旦那さんが理解してくれないときとか。
体調を崩すのは、気持ちのアラーム
体調を崩すって、気持ちのアラームなんです。「辛いよー」っていう。
まず自分がダウンしたときは、ストレスがMaxで悲鳴を上げているんだなということを知っておくと対処が出来ます。
ご自身の小学生、中学生、高校生の頃を思い出してみてください。
ここぞという時にお腹が痛くなったり熱がでたこと、ありませんか?
あれは全部、子どもの悲鳴なんです。体調不良は起きているけれど、気持ちの悲鳴が上がっているので体にくる。
子どもは幼いのですごく顕著に出てきますが、じつはママ(大人)も同じで「ここぞ!」というストレスの時に体が「辛いよ~」というアクションを起こしたがる。なので、「訴え」だ思うとだとわかりやすいです。
体調不良になりかけたら「私は今、辛いんだ」と気づいてあげる。そうすると予防ができます。
また、同じ熱でも微熱だったり、本当にダメなときは立ち上がれないくらい熱が出たり、体調不良の具合によって、悲鳴の大きさも違いますし、人によっては親知らずが痛んだりとか、出かたも人によって違うので、自分がどういう状態の時にどんな不調がでやすいかを意識して知っておくのも大事です。
ママのストレスで子どもが体調不良に!?
専業主婦や育休ママによくあるのが、家にいるとモヤモヤするので自己啓発をする、ということ。セミナーやお茶会なに参加するんですが、ママは(どんな人でも)一回社会から離れて家に引きこもると外に出るのが怖くなるんですね。
1回社会から離れたことでストレス耐性がリセットされてしまうので、セミナーやお茶会などの初めてのものに参加したとき、一時的にものすごいストレスが溜まるんです。
表の意識では「参加したい」と思っていても深層心理では「怖い」と感じている。
セミナーや講座に初めて参加した2割くらいのママは体調不良になります。
一時的な不安(大丈夫かな、できるかな)からくるストレスですね。これは誰しもがあるものです。
それが、ママ自身ではなくて子どもの体調不良となって表に出るケースが多いんです。
ママと子どもって本当に密接につながっていて、子どもはママの気持ちが一瞬にしてわかって(感じて)しまうんですよ。
子どもは生命を維持するために一番自分の面倒を見てくれる人の気持ちを理解する能力に長けているので、ママの気持ちが一瞬でわかってしまうんです。ママの不安定が伝染して子どもが不安定になったり体調不良になる。
大切なのは自分の体の癖を知ること
調整には色々な種類があって、前もって防ぐ調整もあれば、起きてしまったことの後に立て直す調整もあります。
こういう癖を知っておくと、事前に自分に言い聞かせたり安心させたり、ストレス発散に他のことをしたりして予防できますし、体調不良になったあとでも「だから(こういう理由で)私は体調を崩したんだ」とわかるのでマイナスな気持ちがなくなります。
「私は今、不安なんだな」とか自分を知るということは調整力で自分を立て直すときにものすごく大事なことです。
長くなってしまいましたが、「体調」についてはお話できることがたくさんあるので、続きは続編として次回お話したいと思います。
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