価値観2タイプ「メール・LINE編」
\ワーママは『調整力』を磨きなさい。/
働き方コンサルタント、保育園園長の坂東愛子です。
今回は引き続き、価値観2分類の例をお話したいと思います。
メールやLINEの対応にもタイプによる違いがある
自分軸と他人軸ってお話を覚えていますでしょうか?
自分軸というのは基本的に自分がこうしたい、ああしたい、と決めて幸せに思うタイプ。
他人軸は人がこうしたい、ああしたいというのを尊重して幸せになるタイプ。
どっちがいい悪いはないのですが、価値観の軸がそれぞれ違うんですね。
それによって行動の仕方が全然違いますので、普段の日常生活にも全然違いが出てきます。
今日は、メールやLINEといった人との連絡について例を出したいと思ってます。
私たちは、SNSに時間を奪われている
実は、人との連絡というのは工夫をしていかないと、時間がものすごく変わってくるもの、侵食されるものになります。
昔と違って、スマホが出てきてLINEを使うようになってから大幅に日常が変わりましたよね。
SNSが出てきたことで、ものすごく変化しました。
いつでも気軽に連絡が取れてしまえるというのが、逆に皆さんを縛ることになったという話なんですね。
なので、自分ルールというのを決めていかないと、どんどん時間が侵されたり、非効率なことが起きてきます。
特に自分軸と他人軸では、このスマホやメール(会社のメールも)の使い方もかなり違うんですね。
LINEは日頃、お友達との連絡のやりとり、特にママさんはPTAとかいろいろなグループに所属していたりとか往々にしてありますので、そこで一番苦しめられるのが他人軸さんなんですよね。
他人に時間を侵食される「他人軸」
他人軸さんは、人に合わせることがむしろ幸せなので、いろいろ合わせてあげます。
例えばグループLINEで、いろいろな意見が飛び交っている時なんかは、自分だけ後で返信するというのは、なかなか難しいんですね。
会話を合わせてあげなきゃと思いますので、忙しい時、どんな時でもその会話が飛び交っているとつい返信をしてしまって、他のことに手が回らなくなってしまったりすることが起きます。
自分の性格を理解している人だと大丈夫なのですが、何も考えずに日常過ごしてるとそうなってしまうんですね。
来た連絡に対してはすぐに返信してあげなきゃ、それが親切、相手のためだという感覚が強いので、既読スルーはありえないのです。
また誠心誠意きちんと考えて答えるという思いも強いので、いつの間にかLINEに時間が割かれているというケースがすごく多いです。
私のカウンセリングでも、そういう方の悩みを聞くことが多です。
前述のようなPTAの集まりで、専業主婦の方は日中時間があるから早い時間からやりとりしてるけれど、自分は働いてるのでなかなか連絡が追いつけなくてすごく心苦しいだとか、逆に専業主婦の方でも、本当は家事とか自分の用事をしたいのに、合わせなきゃということでやってしまうといったケースがあります。
そういった方々にお伝えしているのは、自分が思い込んでるだけで、すぐに返信をしなくても実は大丈夫だったりするんだよということ。
むしろすぐに返信する癖をつけてしまうと、「この人はすぐに返信をくれる人なんだ」と思われてしまうので、相手がどんどんエスカレートしてしまうということが結構あります。
ですから自分のルールを事前にやんわりと知ってもらうということがすごく良かったりします。
連絡というのは、基本的にはこの時間に返そうみたいなことを決めておくのがすごくいいんですね。
朝イチで見る、昼に見る、夕方に見るなど、自分ルールを決める。
返信する時間を決めてしまう
よく私は「時間割を考えてください」というお話をしているのですが、そこに組み込んでしまうのが良いです。
すると「あの人はいつもこの時間に返信をくれる」ということが相手もわかりますから、それに合わせてみんなも連絡してくれるようになっていくんですね。
なのでやはりルールを決めるということは、すごく大事だったりするんです。
これは特にお仕事の場面で大事になってきます。お仕事って、常にいろいろな人から声をかけられたりしますよね。
これやってください、あれやってくださいとか、メールも来ますよね。
そこでその場ですぐに、来た瞬間にお答えをしていると、自分の時間がコントロールできずにパンクしてしまうケースというのが多いです。
なので、メールチェックはこの時間にするとか、話が来たものは一旦その場で受けても具体的に着手するのは決めた時間に行うなど、
工夫をしていく必要があるんですね。この外部との連絡っていうのはすごく振り回される一番の要因になります。
特にLINEがピコピコになると、どうしても気になって見ちゃいますよね。そして見ると既読になるので、すぐに返信しなきゃとなってしまいますので、
自分でなるべく時間をコントロールできるようになるために、見る時間自体をコントロールするのか、開くのは開くんだけど返信自体は後にするだとか、ルールを決めておくとすごく頭が整理されるので、おすすめです。
最近ずっと話しているんですが、物理的にタスクが多いというわけではなく、単に頭がぐちゃぐちゃになっている時に、人は「忙しい」と思ってしまう傾向があります。
なんとなく忙しいと思っている方というのは、ほぼ頭が整理されていないです。一番そこをかき乱される要因というのが、メールやLINEだったりするので、そこを見る時間を工夫しましょう。
余裕がある時に返すようにするといいと思います。
お仕事されている方は、勤務時間中は自分のスマホはいじらず、どちらかと言うと会社のメールを見ることを意識する。
専業主婦の方は、あまりにも1日1回しか見ないとかだと、外部の人も困ったりするので、1日4回とか、時間を決めるといいと思います。緊急なものだけはすぐに返すとか。
他人軸さんは、実はすぐに返すことだけがいいわけじゃないよということを、知っていただくとすごく楽になるのではないかと思います。
返信も気分で。効率が悪い「自分軸」
一方で自分軸さんは、気が向いた時、気分で返すということは基本できるのでいいのですが、やはり他人軸と一緒でルールを決めておくと効率化が図れます。
非効率、というのが自分軸さんの課題なので。
自己肯定は保たれるからいいのですが、やはり非効率なことが出てくるので、ルール決めというのは自分の気分に反しているようで嫌な気持ちになりがちなんですが、すごくプラスなことがあるんだよと、理解するとそんなに嫌ではなくなりますよね。
自分のしたいことをよりするため、効率的にするためなんだと思えば嫌じゃない。
ルールは、人を縛るために、つらい思いするために作るものではないのです。むしろいろいろな物事を楽にするためにあるんですね。
なので、それを積極的にやると楽になるんだと思うと、そんなにつらくないんじゃないかなと思います。
どちらのタイプもルールを作るが吉
自分軸さんの課題は、だいたいが非効率なことをしてしまっているってことなんですね。
他人軸さんはだいたい人から時間を奪われている。
この2つのタイプは、それぞれ違う改善点があります。
今回、2つとも共通するのは、
ルールを作ると、すごくスムーズにいくということ。
連絡を取る時間を決めるっていうね。
もしよかったら少しでも取り入れてもらえると、劇的に変わるのでおすすめです。
特に私はスタッフからの連絡で1日終わるんじゃないかというぐらい、ひっきりなしに電話をしています。
なので喉を休める時間がなく、全然回復しません(笑)
それでも自分の中で、事務作業とか、どうしても重要な作業の時間というのはありますので、絶対にその時間は見ないようにしたり、工夫しています。
ぜひぜひ皆さんもやってみてくださいね。
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