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体調を崩さない仕組み(後編)

\ワーママは『調整力』を磨きなさい。/
働き方コンサルタント、保育園園長の坂東愛子です。

昨日に引き続き「体調を崩さないしくみ」についてのお話です。

なぜ体調を崩すことが調整力で良くないのかということなんですが、前回も言いましたが、リカバリーが大変なんですね。これはママだけではなく、活躍されている方や生き生きと過ごされている方が最も重要で一番大事にしている部分だと思います。
やはり体が資本なので、体調を崩すことがすごく時間にも行動にもすべてに影響するということなんです。
なので、体調を崩さないように予防する、崩してもすぐに回復するというのが、全ての物事の調整に繋がります


体調を崩さない2つの仕組み

昨日、体調不良を防ぐには2つの仕組みがありますよとお話しました。

ひとつは、心と体はつながっていますので、気持ちの安定が大事だということ。ストレスがたまると自律神経の関係で体調が崩れるので、どれだけメンタルを穏やかにするか、リセットするかというのが大事ということ。

もうひとつは、体の癖を知りましょう、ということ。
人間の体の仕組みもそうですし、自分自身の癖というのが必ずありますので、その癖を知るというのが2つ目になります。

昨日はメンタルを崩すとなぜ体調が崩れるのかというお話をしました。
悲鳴というか、アラームですね。周りや自分自身への「休みなさい」「リラックスしなさい」というメッセージだったりするんですよ。
そういうアクションなので、それを知っておくと事前に気持ちを整えるようにしたり、もし崩してしまったら早急に自分の楽しいことや気持のラクになることをすると回復が早まるんですね。

今日はその回復の方法や整え方のお話をしたいと思います。


心と体はつながっている

本当にストレスというか、気持ってすごくて、苦手なことがやはりイヤなんですね。あと、心の中で本当はすごく求めているんだけれど、表面の意識で押さえつけていることとか、そういうことが顕著に表れると体は悲鳴をあげます。
わかりやすい例としては昨日もお話しましたが、自己啓発のセミナーに初めて参加するとか、知らないところに出席するときとかが往々にして体が悲鳴をあげやすいです。

そんなときの心の整え方の一つは「考えない」こと。
何か行動するときに初めてのことって不安で嫌なんですよね。
そういう時にはあまり考えこまないでやる。これを癖付けると体調不良で熱が出て欠席、なんてことが減ってきます。
子どもも同じで、子どもが何かに挑戦するときは考えさせないようにします。チャレンジするときに熱を出すようなことがないように。鈍感力ってすごく大事です。

寝る前のリセットが大事

ストレス自体を貯めないように、常に発散することも大事です。
私はよく時間管理講座でも、「1日の終わり、寝る前にはリセットしましょう」とお伝えしています。
なぜリセットかというと、人間の体の中でもナンバーワンと言えるくらい、睡眠って大事なんですね。どんなに健康を意識したことをしても睡眠がとれていないと免疫力って多分8割くらい落ちるんじゃないか、というくらいすごく落ちてしまいます。

一つは睡眠の時間を確保することが大事なんですが、それでも体調を崩す方は、睡眠の質が悪いんですね。睡眠が浅い。
その理由はストレス。ストレスじゃなくかったとしても、興奮してハイな状態だと結局眠りが浅くなるんですね。活動的でギラギラした状態の時も浅くなります。そうなると、睡眠が浅くなり免疫力が落ちてダウンするということになってしまうので、1日の終わりのリセットってすごく大事なんですね。

リセット仕方というのは正直好き好きなので向いてることがそれぞれ違うんですが、頭の中を1回空っぽにするというのがものすごく大事です。
特にママさんというのは、自分以外のこと(子どものこと、家族のこと、家事とかやらなきゃいけいけないこと)で振り回されていますよね。かつそれ以外に自分のやりたいことや仕事のことも入ってくるので、常に頭の中がフル稼働している状態。なので必ずクールダウンしなければいけないと思います。


寝る前に好きなことでリセットを

好きなことを寝る前にするのが一番適していたりしますが、例えばマインドフルネスと言って、お寺でやる禅もそうなんですが、何かひとつのことをすることで頭の中を空っぽにするという。お子さんが小さいと難しいかもしれませんが、お子さんが寝た後にもう一度湯船に入り、そこでマインドフルネスをするもの良かったりします。「マインドフルネス」という単語でネットで調べてみると色々わかると思います。

さっき「好きなこと」と言いましたが、好きではなかったとしても本を読むことはすごくオススメです。
本を読むって、必ず想像するんですね、そのときに、今まで頭の中で考えていた余計なことが本の内容が頭に入ることによって一回外に出るので、リセットされます。

テレビやYouTubeなどの動画でもいいのですが、気を付けなければいけないのは、興奮してしまったり、あと動画では頭は使われないので脳は停止したままになってしまうので、それだけだと頭の中は空っぽにはならないかなと思います。

どちらかと言えば雑誌の方がオススメです。最近オススメなのは電子書籍のアプリ。紙の雑誌だとすぐに読み終わって最後はゴミになってしまうので、dマガジンのような1個のアプリで色々雑誌が読めるアプリは結構おすすめです。
私は夜、子どもと1回、1人で1回、計2回お風呂に入るのですが、2回目のお風呂のときに湯船につかりながらアプリで雑誌を読んだりしています。ネットサーフィンも時間を決めてやるのは投資の時間になりますので、私も調べることがストレス発散になるくらい調べることが大好きなので、お風呂の中でやったりします。

後はストレッチもすごくおすすめです。
運動の有無や体のかたい柔らかい関係なく、緊張状態…忙しいって緊張状態が続くので、そうすると筋肉が硬くなってくるんです。なので寝る前のストレッチってすごく良かったりします。運動というよりは体を緩めるということですね。ストレスも解消できて自律神経も整うのでおすすめです。


なるべく寝る前に、リラックスというか自分の好きなことをする、これが体調不良にならないポイントだったりします。
また、夜寝る前に自分自身をどうかなってチェックするのもおすすめ。こう、「感じる」みたいな。
寝る前はメンテナンスの時間にすると日々の体調の大幅なダウンというのが防げますのでぜひやってみてください。


忙しいときほど、冷静に自分を見つめて

私もたまに体調を崩しかけるときがありますが、そんな時は忙しくて自分を見れていない時が多いんですね。呼吸も浅くなって、普段のリラックスすることもできていない。忙しさに追われてそういうことを一切していないときが、たいがい体調を崩す前兆になっているというのに気づいてきました。
忙しい時期ってそういうことをおろそかにしているので、体調を崩しかけたら慌ててそういう好きなことをするように意識しています。

忙しくて体調を崩しかけるときはいつもやれていることが出来ていないことが多いので、少し冷静になって自分を見つめると、色々な予防になりますので、いま一度、ぜひ工夫してみてくださいね。


体調シリーズはお話することがたくさんありまして。
今は体のための心のメンテナンスのお話をしたので、今度は体自体の体調不良を防ぐ話をしたいと思っています。

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