有機農業ワークキャンプ。草取りをしていて悟りを開けそうになった話。(海外遊学Day99)
こんにちは。
おもちです。
大学4回生のとき1年休学して、
約10ヶ月で29か国を訪れました。
当時の日記を書きおこしています。
取り柄も特技も特になく平凡ポジティブな私のひとりごと。
読んでくれると嬉しいです。
2015年8月3日(月)
チェコの田舎町で、有機農業ワークキャンプがはじまった。
チェコ、グルジア、イタリア、中国、台湾、ロシア、日本から集まった学生と
20日間、有機農業ボランティアと共同生活!わくわく!
ごはんがおいしい。人参が甘い。
ここの家のちびっこはおやつに人参まるごとかじってる。
食文化がぜんっぜん違う。まっピンクのスープもこんにちは、はじめまして。
でもどれもめちゃくちゃ美味しい!
夕食づくりが当番制でやってくるのがネック(料理できないおもち。)
今日のワークは草取りを。
この中に野菜が埋もれているらしい。
有機農業たるや。
雑草の生命力たるや。
一日中えっさほいさと草取りに邁進していると、後半には腰がくだけるように痛くなった(がんばりやさんのおもち)
たくましい雑草をかきわけて、野菜を見つけ出す作業。
そしてこれがまた土が乾いていて、ぬきづらい。
でも、だんだんと経験とともにぬける向きや方法がわかってくる。
中国人の子に「これを一緒にひっぱろう」と言われて
(「童話おおきなかぶ」じゃないんだから、、、)と思ってたけど、驚いた。
一人で絶対無理なこと、二人でやっても同じだろうって。むしろ効率悪いだろうって。
めさめさ抜けた~。次の雑草倒したるわ~かかってこ~いの勢いでたくさん抜いてった。
草とだけに向き合って得た教訓。
何かを成し遂げることは草取りで表せる。
まず、根っこを見つけること。
おもむろに見えたものをつかんでひっぱっても、抜けそうにないし、つかんだところでちぎれるだけ。
抜けないことを見抜くこと。
だめな方法でひたすら触れたって、時間だけすぎていき、
やっと抜けたとしても、時間と見合わない成果が積み重なるだけ。
また、何かを何遂げる手段として、協力者を見つけること。
困っている人を見つける。一人では出来ないからと言って、あきらめる必要はない。
たかが草取りなのだけど
土に触れる、真剣な時間がこんなにも想像力をおおきくしてくれるとは。(笑)壮大
めつぁめつぁ疲れたんだけど、心地よい達成感につつまれました。
草取り後にはガチ昼寝をかまして、ちかくのバーにビールを飲みに。
150円やすう。
そして本日は夕食担当なわたし。
OKONOMIYAKIをつくった。
そんなに美味しくなかったけど、なんとかミッション終えられてうれしい。
あと日本人一人もいない生活で、
自分の英語の聞けなさと話せなさに万歳三唱をお送りします。
でもみんなやさしいからたのしい~
海外遊学Day99
続